2010年4月15日木曜日

Bio-Innovation Focused on Medicine Creation

創薬を中核とするバイオイノベーション推進の経済産業省案
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
 経済産業省(担当:製造産業局生物化学産業課)が、バイオイノベーション研究会を2010-04-20に開催するので、前回までの検討内容(SANARI PATENT要約)を考察する。
1. わが国バイオイノベーションの目標
1-1 創薬産業の研究開発力を高め、強い産業構造を形成することにより、その国際競争力を確立する。
1-2 高齢化社会に伴う医療ニーズの変化に即応して、効果的で質の高い医療に貢献する医薬品産業を育成する。
2 バイオイノベーションの方向性
2-1 新薬を効率的に生み出す研究開発力の強化
2-2 成長が見込まれ日本の強みがある技術分野として、バイオ医薬品への重点化
2-3 ベンチャー・周辺産業の育成を通じたオープンイノベーションの推進(SANARI PATENT考察: 医薬品の分野では、大学や企業の研究者がベンチャーとして独立し、出身元との親交を保持しつつ成功している事例が、他の分野に比べて多く見受けられる。例えば、化学会社で、選択集中の結果、事業化対象外とした創薬テーマを、その研究開発に従事した研究者が独立しベンチャー化するなど)
3 バイオイノベーションの具体的取組
3-1 疾病の機序を分子レベルで解明する新技術の開発
3-2 情報通信技術を活用する創薬の合理化
3-3 新薬の安全性を精確に評価
3-4 診断と治療を一体化する新たな医療
3-5 バイオ医薬品ベンチャーの支援
3-6 創薬ベンチャー経営の包括的支援
3-7 日本の強みある評価技術の導入
3-8 異分野技術を創薬に導入
3-9 臨床研究の環境整備
3-10 治験・薬事審査の迅速化
3-11 薬価制度の改革
3-12 その他医薬品制度全般の改革
SANARI PATENT所見
 経済産業省の研究会としては、同省所管の特許行政について、医薬品関係特許制度の在り方を、米国等の制度と調和させつつ改革することを強調かつ実施すべきである。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム