2010年4月13日火曜日

DNP’s Lifestyle and Solution Business Develops Augmented Reality 

大日本印刷が拡張現実技術新事業の具体例を提示
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
(承前2010-04-11記事) 大日本印刷のGlobal HPの右上にはDai Nippon Printing Co.と、Printの語が示されているが、事業内容の欄は、International Communication、Lifestyle and Industrial Supplies、Electronicsで、Printの文字が現れず、今次事業報告も拡張現実に関する記事が過半を占めている。大日本印刷における拡張現実の具体的応用例(SANARI PATENT要約)を以下に考察する。
(1) 「海の底」の絵本の画像に、活き活きと泳ぐ熱帯魚の3次元コンピュータグラフィクスが重なって、立体的に動く、飛び出す絵本になる。このように、拡張現実技術によって、魚の泳ぎ方など、印刷物では伝えきれない情報とアクティブな経験を提供できる。
(2) 美術館、ショールームなどで、展示品にケータイ端末をかざすと、大日本印刷技術により、関連する情報が展示品の画像に重なって表示され、展示品への理解を深める。
(3) Digital Signage(電子看板)について、拡張現実技術により、カメラ付きのデジタルサイネージの前に立つと広告などの中に、自分が入り込んだような映像が画面に表示され、その臨場感の魅力によって広告効果を高める。
(4) 街角に在るポスターや看板をケータイのカメラで撮影するだけで、拡張現実技術により、ポイントやクーポンをケータイで受け取ることができる。GPS機能で、その場所限定の情報が届く。(SANARI PATENT考察: 情報通信分野の最新諸技術の総合効果を収めることとなる)。
(5) 「触れる拡張現実」は、実物の模型の表面に映像を投影し、顧客が触ると映像が切り替わるシステムである。車体の色を変えたり、内部の仕組みを見せるような演出ができる。実物に、映像で情報を重ね合わせ、インタラクティブな仕組みを組合せて、リアルな製品の感触を、顧客の動作への反応により強く印象付ける。
SANARI PATENT所見
 単に拡張現実の新技術のみでなく、双方向デジタル通信などに関する諸技術の組合せの創出が、新たな事業分野を構築する。
(コメントは sanaripat@gmail.com   にご送信ください) 

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