2010年4月3日土曜日

Center of Excellence for Contents should be Established 

コンテンツ人材育成の方策:アナログコンテンツ人材とデジタルコンテンツ人材
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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(17) (承前2010-04-02記事) わが国に、海外からも優秀なコンテンツ人材が集まる魅力的な本場を形成するよう、努力すべきである。わが国は、個人・ユーザーレベルの質は決して低くないが、ビジネスモデルに繋がっていない。コンテンツの基盤である人材育成は、これまで軽視されがちであったが、例えば映像分野では、制作費の減少等の構造変化のもとで、将来、わが国のコンテンツ人材基盤が弱体化することが懸念されている。
(18) このため、デジタル化を好機と捉え、新たなメディアの創出や、他分野のデジタル化等を通じて、制作機会を積極的に創出すべきである。また、ビジネス面も含めて、国際的に通用する人材育成を重視し、海外からの人材の受け入れを促進すると共に、裾野を拡大する「国民総クリエータ」の政策を展開する。(SANARI PATENT考察: 既にケータイ小説作家などが輩出しているので、政府は、著作権法のデジタル即応など、法制整備を先ず先行すべきである。)
(19) デジタルコンテンツの制作・発表の機会を積極的に創出するための施策としては、例えば、「観光促進も含めた地域発コンテンツ制作を支援すること」、「デジタル教科書の普及など、教育コンテンツのデジタル化を促進すること」、「NHKが、デジタルコンテンツの外注比率を高めること」、「モバイル放送・デジタルサイネージなどの実証実験や、規格策定を支援し、完全ブロードバンド化・ホワイトスペース活用を促進し、IPTVを普及して、新メディアにインフラを整備すること」(SANARI PATENT注:「ホワイトスペース」は特定周波数帯の電波利用が免許されているのに使用されていない周波数領域である。米国では、利用がないと判断されれば利用を許可する)などが考えられる
(20) 海外から人材を呼び込み、世界に通用する人材を育てるための施策としては、例えば、「コンテンツに関する人材育成だけでなく、研究開発機能を有し、中核的な役割を果たす大学、すなわち、Center of Excellenceのコンテンツ版を整備し、海外のクリエータが集まる拠点を形成すること」、「アジアからのアニメ・ゲーム等の人材を招聘するプログラムを策定・実施すること」などが考えられる。
SANARI PATENT所見
 デジタルコンテンツの人材と、アナログコンテンツの人材と、どのように相違するのか、明示すべきである。(以下次回)
(コメントは sanaripat@gmail.Com にご送信ください)

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