Overseas Orders to U-SHIN continue to pour in from GM, Ford, Opel and Other Automakers
ユーシン(東証1部)の自動車部品受注状勢、特に海外
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トヨタの米国議会公聴会応答において、部品のグローバルな現地調達状況が示されたが(そして同一部品の多様性に基いて発生する問題点も開示される結果となったが)、日本の自動車部品供給企業がグローバルに展開して、諸国自動車メーカーに自動車部品を供給している具体的事例はどうか。丁度ユーシンの事業報告(2008-12-01~2009-11-30)が届いたので、その内容(SANARI PATENT要約)を下記に考察する。
1. ユーシンの自動車部品においては、当期初から自動車販売の落ち込みと生産台数の減少が顕著になったが、2009-04頃から、世界各国の自動車購入に対する優遇税制や、スクラップインセンティブの効果に加えて、自動車メーカーの在庫調整も一段落したことから、生産は急速に回復し、当下期においては、ユーシングル-プのほとんどの拠点で計画を上回る好調な売上を確保できた。
2. キーセットについては、フォルクスワーゲンの北米工場からの受注に続いて、ドイツのBMWとアウディからも受注に成功した。
3. メカヒーコンについては日野自動車から、小型トラック用を受注した。
4. ラッチ、ハンドルについては、欧州のトラックメーカーMAN向けにトゥールボックスクラッチの量産を開始しているが、更にBMWからはリフトゲートハンドルを受注した。
5. 既存主力製品のほか、スマートエントリーシステムモデルに不可欠な伝導ステアリングロックについて、マツダ、ホンダ、スズキ、三菱自動車向けに量産中ないし受注済みである。
6. 海外の地域別では、中国国内の好調な自動車需要に支えられて拡販できた。ハンガリーでは、マツダ・フォード共同開発のステアリングロックボデーを欧州フォード向けに出荷しているが、北米のフォードモデルへの供給も2010-03に始まる。ミュンヘンの新設営業拠点も2009-03から活動している。
SANARI PATENT所見
各国各地域の自然環境・生活慣習への個別的対応にも留意すべきであることを、今次トヨタ案件は示したが、自動車部品供給の立場からも、同様の意識を持つことが得策である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)
ラベル: ユーシン 自動車部品 ハンガリー
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