2010年2月18日木曜日

TOYOTA Recall Problem Enriches Our Knowhow For Facing Multiple Circumstances

トヨタリコール問題に潜在する多元的要因への対処ノウハウ
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 トヨタリコールは、今後の展開を含めて、グローバル商品に伴うリスク対応のノウハウを豊かにするための機会として、積極的に研究すべきである。先ず直嶋経済産業大臣の対記者応答(2010-02-10)(SANARI PATENT要約)を考察する。
Q1 米国議会がトヨタ社長の公聴会出席を求めているが、どう対応すべきと考えるか。
A1 最終的にはトヨタが判断する問題だが、米国人の立場から見れば、トヨタから直接説明して欲しい(SANARI PATENT考察:「トヨタの」ではなく、「トヨタの社長の」という質問である)、また見解も聴きたいということと思う。その意味は理解できる。問題は、技術的なことを含めて、社長がどの程度説明できるか、細かい技術的な点になると難しいこともあろうが、いずれにしてもトップがきちっと説明することは必要である。
Q2 トヨタ社長の訪米の時期を聞いているか。
A2 私は何も聞いていない。最終的に色々な状況を含めてトヨタが決めるべきことである。
Q3 「直接お話しすべきだ」というのは、公聴会の場においてという意味か。
A3 米国側のそういう希望があれば、できるだけそういう対応もあり得ると思うが、公聴会か記者会見か分からないけれども、きちっと米国で説明されることは必要である。
Q4 ブリウスが省エネ大賞を辞退したことを、どう受け止めるか。
A4 こういうことになって、色々あるので辞退したいという話があり、そうですかということである。残念だがやむを得ない。(SANARI PATENT考察: 色々な分野で「大臣賞」の出し過ぎではないか。審査の弱点をグローバルに云々されろリスクもある大臣賞なら、止める方が良い)。
 前原国土交通大臣の対記者応答は、
トヨタq、ホンダとリコールが続いているが、所見はどうか。
A 製造責任という観点では、出来るだけ瑕疵のないものを作って頂きたいという思いはある。(SANARI PATENT考察: 部品の製造元が分散し、その結合において配慮が至らない場合がある)。不具合が生ずることは残念だが、不具合があれば率先してユーザーに対する責任を果たして頂くという意味において、機敏に対応して頂く方が良い。(SANARI PATENT考察:「不具合が生じたのか」の欧州における現象との対比、新構造に伴う運転感覚の相異、ユーザー責任などを十分検討した上で、ユーザーに視点に立つことが必要である)。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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