Japanese Comic and Animation Deemed as Gold Vein
マンガ家の里中満智子・内閣知財戦略本部委員意見
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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2009-12末来、内閣知財戦略本部の新年度知財戦略策定が議されているが、著名なマンガ家・里中満智子・内閣知財戦略本部委員の意見(SANARI PATENT要約)を考察する。
1. ポップカルチャーなどの分野は資源に頼らず、発想力・努力・智恵で海外と勝負でき、このような知財分野には埋蔵金どころか、無尽蔵の金脈がある。
2. 海外で、マンガ・アニメは、正規の売上より違法コピーの売上の方が多いと思われる。例えば、日本での新作発表の数日後にはネット上で翻訳版が出回る。当事国の若者に言わせると、「日本がさっさと売らないから、待ち切れずにコピーを見るのだ」と言い訳されている。
3. 対策として日本の発信力を高めるためのweb上などの拠点が必要であると共に、新作配信している小学館などと連携すべきである。
4. 日本の「モノ」だというアピールを強化するために、海外工場制作の製品であっても、made in ○○だけでなく、Japan Concept、Design by Japan、Japan Contentsなどと、ラベルやシールに併記することを徹底するよう、各メーカーにお願いする。
5. 日本国内の企業でしか作れない、素晴らしい工業製品があるが、資金難から、海外企業に経営権を握られる事態が生じている。例えば、世界一の技術を持っていた燕市のステンレス一体形成企業の権利は韓国に買い取られた。また、国内での優遇措置が足りなくて、その企業の心臓部の制作すら海外拠点に移さざるを得なくなっているケースもある。例えば、クボタのエンジン制作の中国工場への移転。
SANARI PATENT所見
上記4の提言などは、直ちに行政指導できるはずであるのに、2年前からの発言が活かされていない。見解を求める以上、対応を明示すべきである。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)
ラベル: マンガ ポップカルチャー 韓国
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