International Ranking of ICT Competitiveness Reported by General Affairs Ministry
総務省資料によるICT競争力の国際比較
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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6 (承前2010-01-05記事) ICT競争力の国際比較において、デンマークやスウェーデンなど、官民挙げてICT産業の強化に取組んでいる北欧勢を中心に、欧州勢が上位10国中、7国を占めている。すなわち、2008ランキングでは、1位デンマーク以下、スウェーデン、米国、シンガポール、スイス、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、オランダ、韓国、香港、台湾、オーストラリア、英国、オーストリアと後続し、日本は14位に位置する。
7 ICT国際競争力は、環境・対応力・利用の3要素から成る合計68の指標の集計により評価される。日本の評価が低い指標の例は、
7-1 個人の対応力 31位→ 教育関連の指標が低調→ 教育面でのICT活用が必要
7-2 行政の対応力 25位→ 政策面におけるICTの優先度が低調→ ICT活用の推進が必要
7-3 行政の利用 34位→ 政府内におけるICT利用が低調→ 電子政府の推進が必要
8 日本が特に強い指標の例は、ブロードバンド料金 1位、地域のサプライヤーの数 1位、科学技術者の供給力、買い手の洗練度、企業の研究開発費、企業の技術九州レベル、イノベーション能力は、いずれも2位、有効な特許 3位、ISPの競争の質、地域のサプライヤーの質は、ともに4位、産業クラスターの発展度、企業の社員教育は、ともに5位。
9 ICT基盤の評価は、ブロードバンド普及的率、インターネット普及率、インターネットホスト数、ケータイ普及率、第3世代ケータイ普及率、パソコンのポット感染度、安全なサーバ数、ブロードバンド速度、光ファイバ比率、ブロードバンド料金、電話基本料金、ICT投資割合によってなされるが、わが国は世界最高水準である。すなわち、日本は総合評価で24国域中、1位。かつ、2位以下との差を大幅に拡大している。なお、上位10国中に北欧が3国、アジアが4国ランクインしている。
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ラベル: 総務省 国際競争力 ICT
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