2010年1月5日火曜日

International Competitiveness of ICT Studied by General Affairs Ministry 

総務省「グローバル時代におけるICT政策・国際競争力強化検討部会」
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat
まえがき: 朝日歌壇(2010-01-04)に、
「乃木軍の旅順を攻めし展開をグーグルアースの地形に探る」(渡部芳郎氏)
が選ばれているが、このようにICTが生活に浸透することが望まれる。さて、 
 総務省の標記検討部会は昨秋発足後、鋭意検討を進めているが、2009-11-26に提示された「わが国ICT国際競争力の現状」資料は参照すべき多くの内容を含んでいるので、以下に摘記する。
1. わが国のICT投資は、国際水準より低い。→ 民間設備投資に占めるICT投資の割合(2007)は、米国29.1%に対して日本13.8%である。英国は25.0%。
2. 米国Obama政権は、技術・イノベーション戦略を主要政策の一つと位置づけ、例えば、
2-1 全ての学校・図書館・世帯・病院を世界最進の通信インフラに接続する。
2-2 電子政府実現に向け、連邦政府全体を統括するCTO(Chief Technology Officer)を指名した。
2-3 情報技術を活用して医療制度のコストを削減する。
3. 韓国は、
3-1 ニューIT戦略を発表(2008-07)
3-2 大統領主宰の未来企画委員会会議で「ITコリア未来戦略」を発表した(2008-07)。5年間に、関連産業に189兆ウォン(15兆円)を官民で投資し、国内生産1兆ウォン(800億円)以上のIT融合産業を10個創出する。国内IT8社をグローバル100企業に育成し、半導体・ディスプレイ・ケータイの主力3品目の世界市場シェア1位達成を目指す。
4. 各国のブロードバンド基盤整備状況は、
4-1 日本は、FTTH 1308万回線、DSL 1229万回線、CATV 396万回線(2008-06)。
4-2 米国は、FTTH 140万回線、DSL 2784万回線、CATV 93441万回線(2007-06)。(SANARI PATENT考察: 米国のFTTH普及率が想像以上に低く、Obama大統領の景気・雇用回復政策の柱とされていることが頷ける)。
4-3 中国は、FTTH 600万回線、DSL 5771万回線、その他923万回線(2008-04)。(SANARI PATENT考察: 急速に増大していると推測される)。
4-4 韓国は、FTTH 465万回線、DSL 485万回線、その他510万回線(2007-09)(同上)。
5. 世界経済フォーラム(WEF)公表のICT競争ランキングで日本は17位(2008)
(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

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