2009年12月26日土曜日

DAINIPPONN Print Co. Authorized by METI on Liquid Crystal Material 

大日本印刷の産業活力再生・革新法に基く計画を経済産業省が認定
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 経済産業省は、「大日本印刷が提出した資源生産性革新計画を産業活動革新法に基いて認定した」旨、発表した(2009-12-24)。大日本印刷の知財創出にも積極的な効果を及ぼすものと、SANARI PATENTは考える。認定の内容(SANARI PATENT要約)を見ると、
1. この計画で大日本印刷は、大阪市堺市に第10世代液晶用カラーフィルター工場を建設し、製造部門は100%子会社であるDNPカラーテクノ堺が請け負う。この工場では、第10世代ガラスサイズ採用による高効率生産の実現に加えて、省エネ設計や新鋭生産設備導入によって、資源生産性を向上する。
2. 今次認定により大日本印刷は、資源生産性革新設備等の全額即時償却の措置を受けることが可能になる。資源生産性革新の実施時期は、2009-12~2002-03である。
3. 大日本印刷は、大阪府堺市の大規模液晶パネル工場群に進出することとなる。
4. 第10世代(2880mm*3130mm)は、世界最大のガラスサイズであり、今後拡大が見込まれる40インチ以上のテレビ向けの液晶用カラーフィルターを効率良く生産できる。加えて、省エネ設計・生産設備導入により、大日本印刷黒崎工場を上回る環境性能を実現する。なお、モノづくりの強化、最適な製品・サービス実現のため、製造部門はDNPカラーテクノ堺に委託する。
5. 液晶テレビの需要は今後安定的な成長が見込まれており、40インチ以上の大型テレビの比率は更に高くなっていくと予想される。従って、今次申請に係る資源生産性革新設備等は、過剰供給構造の解消を妨げるものではなく、また、国民経済の国際経済環境との調和の取れた健全な発展を阻害するものではない。(SANARI PATENT考察: 聞きなれない表現だが、その実体が認定の要件である。)
(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)       

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