2009年12月21日月曜日

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 バイオイノベーション研究会(経済産業省)のバイオ研究開発タスクフォースが昨月末に発足し、「バイオ医薬品分野に関する研究開発における基本的目標」「目標達成のための方策」「経済産業省の研究開発において留意すべき事項」を議題としている。議事内容(SANARI PATENT要約)をみると、
1.iPS細胞は、安全性の課題がクリアできれば、大きく発展する可能性がある。
2.大手製薬企業は、リスクを取りにくい構造・体質を持つので、リスクシェアを可能にするパブリックなプラットフォームに期待する。
3.ゲノムからエビゲノムへと、探索課題が変化しつつある(SANARI PATENT注: 多細胞生物では、細胞が分化するたびにゲノムが修飾され、それが複製・記憶される。このような細胞分裂時の複製ゲノムをエビゲノムと呼び、癌や老化との関連が究明されつつある)。医薬品4.タンパク複合体も構造情報と計算科学との融合で、創薬のための計算科学が現実に強みを持ってきた。プラットフォームを強化することが必要である。
5.臨床に関するデータベースについても討論すべきである。
6.国のプロジェクトはキメ細やかな運用体制が必要である。一律ではなく、成功のための制度設計に期待する。
7.高い品質を持つ実験動物が重要である。
8.レギュラトリーの観点で、先ずFDAに申請し、日本は後でという流れで良いのか。
SANARI PATENT所見
 医薬品産業において、従来の医薬品では対応できなかった疾患に対応できるバイオ医薬品の売上が上昇し、売上上位の10品目中、バイオ医薬品が、悪性リンパ腫・腎性貧血、関節リウマチ・乾癬、関節リウマチ・クロソ病医薬品の4品目が占める(2007)状況に至っている。
 一方、世界の医薬品市場規模において、日本市場の比率は1997年の16.0%から2007年に9.2%まで低下している。この10年間に世界の医薬品市場規模は2939億ドルから7148億ドルと、2.43倍の伸長し、特に中国、インド、その他新興国における伸長率が目立つ。特許制度と薬事法運用の革新を含めて、わが国のバイオ医薬品振興が急務である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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