2009年12月22日火曜日

General Affairs Ministry Studies Active Application of Opt-Broad- Band 総務省「光ブロードバンドの活用方策検討チーム」の議事状況
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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 光ブロードバンドの活用方策検討チームが昨月発足し、連月検討を進めるので、その議事状況を要約し考察する。
1. わが国において光ファイバーインフラは、世界に先駆けて全国に整備されたが、活用は不十分である。特に、インセンティブが作用し難い行政や教育、医療などの分野では、自然に進むものではない。(SANARI PATENT考察: 電子政府構想のように、各省が予算取得においてインセンティブを有しても成果が極めて少ない場合がある。事業停止も、今次事業仕分けで、相当数決定された。)      
2. クラウドコンピューティングを使って、ブロードバンドの活用を促進したい。活用が進まない理由は、システム導入のコストを要する、あるいは運用メインテナンスに様々な人員やコストを要するということである。クラウドという技術を使えば、システム導入やメインテナンスの手間もなく、安価に活用を進め得る。
3. クラウドにより、これまでICT化が進捗しなかった行政・教育・医療など様々な分野でICT化を一気に進めたい。
4. 来年度概算要求レベルでは、5億円程度のクラウド実証実験予算を計上している。来年度から即実行できるように研究会を設けるべく、それまでに精力的に議論しておきたい。
5. できれば人口50万人程度の都市を4つぐらい選んで、PDCAサイクル(SANARI PATENT注: Plan-Do-Check-Act Cycle)を回しながら、向こう1年で、できるだけ良い行政クラウドを構築する実証実験を行うべきである。
6. 普通の公衆光ファイバー網を使うことを前提として、セキュリティを高めることも検討すべきである。
7. 自治体が、複数のベンダーからサービスを選べる環境とすべきである。
8. ユーザーがそれぞれのクラウドを選択できることが重要で、そのためにはデータべースのインタフェイスやフォーマットの全国標準化を指向した活動が必要である。
9. 行政業務の標準化、コストダウンが不可欠である。
10. ベンダーのロックインを外す方策が必要である。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください) 

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