KDDI Announces Launch of Data Center TELEHOUSE in South Africa
KDDIが日系初の南アフリカ・データセンター開設など、新興国に展開
弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT
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今月初、KDDIは「データセンターTELEHOUSEの南アフリカ拠点開設」について発表し(2009-12-02)、「KDDIグル-プの欧州現地法人「TELEHOUSE EUROPEは、南アフリカ共和国ケープタウン市内において、日系通信事業者としてはアフリカ地域で初めてとなるデータセンターTELEHOUSE CAPE TOWNを開設し、発表同日、サービス提供を開始する」と述べた。
丁度、KDDIの機関誌TIME and SPACEが届いたが、「KDDIは、バングラデシュのISP最大手bracNetに出資し、開発途上国への新たな形の事業展開を開始」と特集している。その内容(SANARI PATENT要約)は、
1. KDDIは、バングラデシュ最大のインターネット接続サービス通信事業者であるbracNetの第三者割当増資に応じ、同社株式の50%を取得する。また、今回の出資を契機として、 bracNetの主要株主である米国の投資会社デフタパートナーズと、今後、開発途上国への新規事業展開における戦略的パートナーとして協業していくことを発表した。
2. バングラデシュは、約1億6000万人、世界第7位の人口を持ち、インターネット通信への需要は大きく、高い市場性が見込まれているが、国内インフラが未整備であることからインターネットの普及率は2%にとどまり、早期の改善が待望されている。
3. bracNetは、デフタパートナーズと、非鋭利組織BRACが共同で出資するインターネット接続サービス事業者である。固定Wimaxと光ファイバーを併用した低コストで効率的なインフラ構築により、高速で安定したブロードバンドインターネット接続サービスを提供している(SANARI PATENT注:WimaxはWorld Interoperability for Microwave Access)。
4. bracNetはバングラデシュ国内65州中53州に自営ネットワークを持ち、また、インターネットセンター「e-hut」を各地に110店舗展開している。
SANARI PATENT所見
佐成重範弁理士がJTEC(電気通信に関する国際協力機構の専務理事在任中にも、「途上国の後発利益」ということが注目された。更地に最先端技術を適用できる意味で、有利な側面があることは事実であり、KDDIも、この利点にも着眼するものと考える。
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ラベル: KDDI バングラデシュ 南アフリカ
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