2009年11月5日木曜日

TV Tokyo Reports on the Merit-Demerit Balance of Cloud-Computing 

テレビ東京のWBSがクラウドコンピューティングの得失を解説
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
Other Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
Other Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 昨夜半ばのテレビ東京WBSが、政府機構におけるクラウドコンピューティング利用の問題点など、クラウドコンピューティングの問題点を、サービス企業による囲い込み等の影響も含めて、詳細に解説した。経済産業省のクラウドコンピューティング研究会も精力的に取組んではいるが、中間報告にせよ、早期に方向性を示すべきである。また上記テレビ東京番組では、総務省のみが登場したが、両省の多年にわたる所管相克が再現しないよう、研究段階からの協調を、SANARI PATENTは望むものである。
 一方、両省が各本来の所管に応じてクラウドコンピューティング検討の組織を動かしていることには、継続的に注目することが必要である。すなわち、経済産業省は、半導体分野、ネットワーク分野、ソフトウェア分野、コンテンツ分野の4技術分野について技術戦略マップを描こうとしている。
 例えば「半導体分野の技術マップ」は、導入シナリオとして次のように述べている(SANARI PATENT要約)。

1. 半導体技術は、情報家電、自動車等の製品に組込まれて始めて、その機能を発揮するものであり、半導体技術のみで国際市場のシェアを確保できる分野ではないが、その技術は、「技術戦略マップに示された技術により実現できる将来社会イメージ」の中でも、ユーザビリティー技術、ネットワーク技術等と合わせて、将来のユビキタスネットワーク時代を作り上げるコア技術であう。従って、その高度化が全ての基礎となる。具体的には、在来の製造方式である微細化による半導体の高性能化・省エネ化を強力に進めると共に、微細化以外の方法で高機能な新しい半導体を実現することが必要である。
2. 半導体の研究開発推進に当たっては、開発目標を戦略的に設定すると共に、効率的な研究体制の構築と、部材産業・装置産業との垂直連携強化が必要である。特に半導体分野においては、国際ロードマップを意識し、その中で設計・プロセス・検査・実装の各製造工程に係る研究開発と連携しつつ一体的の取組むと共に、次世代および次々世代の技術開発を、国と民間の適切な役割分担の下に行うことが必要である。
(コメントは Mail   sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム