Constrains of Energy Resources and Global Warming Problems Request to Next Generation Car
資源制約と地球環境問題の高まりが次世代自動車産業展開を要請
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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経済産業省・次世代自動車産業研究会では、「資源制約および地球環境問題に対するグローバルな関心の高まりから、CO2排出量の約2割を占める自動車分野において、更なる燃費向上、CO2の削減、燃料の多様化および次世代自動車の本格的な市場導入への要請が高まっている」として、若干のデータを示した。すなわち、
(1) 合計13億0400万トンのCO2排出量のうち、運輸部門のそれが約2割を占める。(産業36%、運輸19%、業務その他18%、家庭14%、エネルギー転換6%、工業プロセス4%、廃棄物3%)
(2) 運輸部門では自動車からのCO2排出量が88%を占める。(貨物車・トラック36%、マイカー31%、社用車等17%、船舶5%、バス・タクシー4%、航空4%、鉄道3%)
さらに市場の拡大と多様化の進展との関連については、
(1) 今後も新興市場を中心として、自動車市場は拡大する。
(2) 新興市場では、超低価格車を中心として市場の拡大が見込まれるが、その場合においても、従来車の燃費向上が一層求められる。
(3) 先進国では、燃費・環境志向の高まりとパワートレインの変化が進展する。(SANARI PATENT考察: 例えばマツダ技報2009-No.27には、Enhancement of Power-train with New Poadsterと題して、「三代目ロードスター(MX5)のマイナーチェーンジは、「サステイナブル“zoom-zoom”」
に基いて、環境保全に対応しつつ今まで以上の「人馬一体」の楽しさを創
りこむことが使命と考えた」と書き起こしている)
また新興市場での潜在的成長力余力については、「足元は世界経済減速の影響を受け、販売台数が下降傾向にあるが、世界の乗用車普及割合が10人に1台である中、今後、市場を拡大する余地は十分あるとして、
(1) 2000年には中国220万台、韓国160万台、インド90万台、タイ2万台であった市場が、2008年には中国938万台、インド200万台、韓国177万台、タイ70万台と推移したこと
(2) 乗用車の1台当たり人口(2007)は、インド92.0人、中国41.6人、タイ17.2人、ブラジル7.4人、世界平均9.7人、ロシア4.2人、イギリス1,9人、フランス2.2人、ドイツ1.8人、日本1.9人、カナダ2.6人、米国2.2人であることなどのデータを示している。
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ラベル: 新興市場 地球環境 乗用車
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