2009年10月3日土曜日

Minister of Financial Service Agency Answers Press Questions 

亀井金融庁大臣が記者団の理解を徹底
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

 各省の大臣記者会見は、新政権により、記者クラブ加盟社に参加限定しないオープンなものになったはずだが、金融庁記者クラブ総会の議決が未済とあって、2009-09-27の会見ではオープン化に至っていない模様である。いわゆる「モラトリアム」発言について、亀井大臣の真意を明確にするため。応答の要部を摘記する(SANARI PATENT要約)。
1. マスコミが、総理が何か例の返済猶予について私と意見が違うようなことを書きまくるから、総理から、「亀井大臣、すべてもう分かっていますから、もうお任せしますから、ちゃんとやって下さいよ」ということを言っておられた。当たり前のことで、総理と私の間に何の齟齬 もありません。
2. 「モラトリアムが何とか」というのも、時点を引いて見れば良いだろうけれども(SANARI PATENT注: SHARPのスーパー大辞林では、「戦争・恐慌・天災などの非常時に、社会的混乱を避けるため法令により、金融債務の支払いを一定期間猶予すること)、「払える借金を一遍に棒引きにします」みたいなことを私が言ったことは一度もない。私は、「三党合意に基いて、中小企業対策を行う」と言っているのに、マスコミがおかしなことばかり書くから、基本的な勉強をしてから取材した方がよい。
3. そこで三党合意の内容を読むと、次の通りだが、これを頭に入れてから記事を書いているのか? 「中小企業に対する支援を強化し、大企業による下請いじめなど不公正な取引を禁止するための法整備、政府系金融機関による貸付制度や信用保証制度の拡充を図る」、「中小企業に対する貸し渋り・貸しはがし防止法(仮称)を成立させ、貸付債務の返済期限の延長、貸付の条件の変更を可能とする。個人の住宅ローンに関しても、返済期限の延長、貸付条件の変更を可能とする。」
4. あなた方(SANARI PATENT注: 記者会見の参集記者)も、私の言っていることの真意を外れたおかしな批判記事などを書く、そんな暇があるのなら、今の中小・零細企業の現在置かれた状況を、金融庁がどういう手を打てば打開できるのか、調べて指摘するのも仕事でしょう。」

 上記のお亀井大臣発言に対して,次のように質疑応答された。(以下、Sub Site
http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog (2009-10-03記事)
(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)
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