2009年9月26日土曜日

Japan Patent Office Cooperates with the IP Office of Federal Republic of Brazil 

産業急成長下のブラジルとの知的財産分野協力
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 BRICsの柱石として、資源大国ブラジルの世界経済における地位は急速に向上し、バイオ技術や輸送技術をわが国が提供する余地も多い。経済産業省(担当:特許庁総務部国際課)は、「知的財産分野である。ブラジルとの協力関係を強化~日ブラジル特許庁長官会談において両庁のさらなる協力を合意」と題して下記(SANARI PATENT要約)のように発表(2009-09-25)した。

1. ジュネーブで開催(2009-09-25)された日ブラジル特許庁会談において、両庁は、知的財産分野において両庁の協力開発をさらに深めることに合意した。今後、わが国特許庁との協力開発により、ブラジルにおける知的財産制度に係る環境整備の一層の進展が期待される。
2. その背景として、近年、ブラジルの急速な経済成長に伴って、わが国企業のブラジルへの事業進出が進むと共に、特許出願も増加している。このため、今後、ブラジルにおいてもわが国企業の知的財産が適切に保護されるよう、知的財産制度に係る環境整備が求められている。
3. わが国特許庁とブラジル産業財産庁は、これまでも人材交流を中心に30年余りの協力関係を築いてきたが、今年2月および今月15~16日に開催された日伯貿易投資促進合同委員会・知的財産ワーキンググル-プ等では、わが国特許庁とブラジル産業財産庁は、知的財産の重要性の高まりについて共通の認識を得ると共に、両庁の知的財産分野における更なる協力の可能性について協議を重ねてきた。
4. 2009-09-25にジュネーブで行われた細野日本国特許庁長官とアビラ・ブラジル産業財産権庁長官との会談において、両庁は、以下の内容を含む両庁の協力を進めることを合意した。
4-1 実務者派遣や知的財産研修などの人材育成分野での協力
4-2 知的財産制度に関する等や統計データ等の情報の交換
4-3 知的財産政策や管理体制についての情報の交換
SANARI PATENT所見
 ブラジル連邦共和国の面積はわが国の22.5倍、人口は1億9400万人(国連統計2008)、GDP1兆3335億米ドル(同)、経済成長率5.1%(IMF 2008)である。例えばバイオ資源を開発しても、その搬出にコストを要する現状であるから、輸送開発についての協力も先行しなければならない。
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