2009年9月28日月曜日

What means “the Quality of Patent” ? Who Bears the Responsibility of Prior Art Research ?

 特許の質を向上するとは、どうすることか
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 特許庁における「特許の質の向上に向けた出願人の役割」についての検討は、次のような視点からなされた。
出願人の役割(事前の先行技術調査)について:
出願人による先行技術調査の取組は、全体としては進んでいるものの、未だに拒絶理由通知後に出願人からの応答がないまま拒絶される案件は、全審査件数の約25%に上っている。また、古い引用文献や自社の文献に基いて拒絶される場合も散見される。出願人による先行技術調査が十分になされない場合には、出願人にとってもコスト等の無駄や、安定した権利の取得が損なわれるなどの問題が生ずる可能性がある。従って出願人は、自らの利益に資する意識をもって、先行技術調査に一層積極的に取組むべきである。

特許庁の研究会での諸発言
114.(承前2009-0927記事) 先行技術調査義務をより強力に出願人に課することが望ましい。(SANARI PATENT考察:「発明」であると主張して出願するのだから、現在の民度と情報水準においては、全面的に出願人に課することが適切である。)
112. 進歩性について現行制度の基準を変える必要はない。問題は審査官による判断のバラツキである。(SANARI PATENT考察: 容易想到性の判断であるから、バラツキ発生の可能性は現在の特許制度に本質的である。審査、審判、裁判の各段階でバラツキが発生することも当然で、「当業者」と目してよい3人の専門家がバラツある判断をする可能性があるところに、却って。真の意味の法的安定性が存在する)。
113. 審査基準について、外部の意見を取り入れて客観的なものにしようとする努力は評価できる。進歩性ノレベルについては、審査官の判断のみならず、裁判官もぶれのない判断ができるようにすることも重要である。(SANARI PATENT考察:「外部の意見」を取り入れるというのでhなくて、「外部のいわゆる学識者が、特許についてはいかに知見が浅薄かということを認識するために聴取すべきである。例えば「ぶれ」の実例を挙げさせるとよい。)
(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)    

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