2009年10月21日水曜日

Intensifying International Competitiveness by BRICs Growth

新興国勢力の発展による世界市場の競争激化
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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10.(承前2009-10-20記事)全世界市場における輸出額の半ばを新興国・途上国が占有:
10-1 世界の輸出額は2001年以降急増しているが、これはアジア各国等、新興勢力の台頭による。
10-2 国内企業、先進国企業だけでなく、アジア各国等、新興国企業も含めたグローバル競争が激化しつつある。
10-3 先進国10億人+新興国40億人から成る50億人の新・世界市場が出現した。
11. イノベーション環境の変化
11-1 経済のグローバル化の進展、情報技術の発展により、国内のみならず海外の優れたリソースを活用する機会が増加し、企業間の合従連衡も激化した。
11-2 外部の組織や技術を有効活用するオープンイノベーションの重要性が高まっている。
12. 研究開発投資効率の向上(効率的なイノベーションの促進)
12-1 先行技術調査の徹底により重複した研究開発投資を回避する。
12-2 特許庁の審査結果を迅速に現にフィードバックすることにより、研究開発を再評価・効率化する。
12-3 国際競争力強化に必要な重要特許への特許審査リソースの有効活用
13. 具体的対策
13-1 研究開発戦略の管理を強化する。
13-2 出願と審査請求の質管理を強化する。すなわち、先行技術調査の徹底により研究開発の先進性を評価し、特許性慈善評価をレベルアップする。一方、権利化が不要になった出願の取下げに対しては、審査料金の半額を変換する

SANARI PATENT所見
 上記11のイノベーション環境の変化について、例えばシャープは当初、国内にノウハウ秘匿(ブラックボックス化)の視点から亀山工場を構築したが、同工場で使っていた第6世代のパネル生産設備を中国の会社に売却した。シャープは生産されたパネルを中国内の自社工場で組立て、中国国内に販売する。液晶パネルで首位サムスン、2位LGと韓国に占められ、3位に位置するシャープとしては、立地、市場、知財、為替すべてにオープンな戦略に出でざるを得ないように見える。
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