Circumstances of e-Commerce Market in 2008 Analyzed by METI
経済産業省「平成20年度わが国電子商取引に関する市場調査結果」(2009-10-14発表)
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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標記発表(担当:商務情報政策局情報経済課)の要旨(SANARI PATENT要約・解析)を考察する。
1. 対象: 2008-01~12の電子商取引市場の実態、並びに、日本・米国・欧州主要各国、アジア主要各国におけるインターネットビジネスの実態について調査した。次世代電子商取引水深協議会(ECOM: 慶応大学国領二郎総合政策学部長が会長zの協力により、事業者対象のインタビューなどにより、また、米欧アジア主要国におけるインターネットビジネスの実態を、情報通信機器(パソコン、ケータイ端末、カーナビ、IPTV)ごとに把握分析した。
2. 市場規模: 企業間電子商取引の市場規模2008は159兆円(158兆8600億円)で、2007年の162兆円に対して1.7%減、2006年の148兆円に対して12.6%増を示した。
3. EC化率: 全ての商取引における電子商取引(EC)取引の割合は、2006年の12.6%から、2007年13.3%、2008年13.5%と漸増を続けている。
4. BtoC EC(消費者向けEC)の2008市場規模は6.1兆円で、全EC市場規模の3.8%に過ぎないが、2007の5.3兆円に対して13.9%増、2006の4.4兆円に対して38.6%の伸長を見せている。
5. 世界各国のEC状況: 日米英仏独、中国、韓国、シンガポールを中心としてインターネット関連ビジネス市場の実態を調査した(SANARI PATENT考察:「電子商取引」を「インターネット関連ビジネス」に拡大して調査しているが、電子商取引のほかに、ブログやSNSを中心とし、SaaSやCloudingに発展しているインターネットビジネスを含めて「インターネット関連ビジネス」と称し、パソコン、ケータイ端末、カーナビの4等通信機器ごとのする動向、および、各情報通信端末の融合による新たなサービスについてまで、調査を拡大している。)
6. インターネット関連ビジネス市場全体のトレンド: 2008年におけるインターネット環境の大きなトレンドとしては、Appleのi-Phoneサービス提供、Google Mapと日産自動車のカーナビ連携、アクトビラとTUTAYAのサービス連携など、PC以外のインターネット接続方法が充実し、事業と生活の中で、インターネットとの結節点が大幅に増加したことが顕著である。(以下次回)
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ラベル: 電子商取引 EC市場 カーナビ
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