Mitsubishi Regional Jet Problem Commented by METI Vice Minister
MRJについて望月経済産業事務次官が対記者応答
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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三菱重工業の子会社・三菱航空機は、同社が開発中の小型ジェット機MRJの仕様を変更するため、2013年に予定していた納期(全日空に)が2014年1~3月にずれ込むと正式に発表した(2009-09-09)。江川豪雄・三菱航空機社長は、「国内外の営業活動の結果、顧客の要望などを反映して、客室スペースの拡大や素材の一部変更を行うため」としているが、MRJは、経済産業省の推進事業であり、同省記者会見(2009-09-10)で、望月経済産業事務次官は次のように応答(SANARI PATENT要約)した。
Q1 開発の延期について、所見はどうか。
A1 多少の設計変更をしなければならないというのが、発表の基本だと思うが、基本的には、需要側のニーズに合うように間に合わせる話だと理解している。
Q2 今、「多少の設計変更:と言ったが、主翼の素材を変更することは、多少どころか、全く違う飛行機を作るという印象である。今さら機関部分の素材を変えて、なおかつ元々キャパシー的にどだったのだろうという、要は、もっと大きくしないと売れないという趣旨で、そういうことをするのだと思うが、そもそものコンセプト自体どうだったのか。
A2 今回のMRJのコンセプトというのは、最先端技術をできるだけ使いながら、特に燃費性能を省エネ型にするとか、そういう主要要素がセールスポイントになったと思う。そこのところについては、変えてしまうと当然、顧客を得られないので、今次設計変更に際しても、十分に当初の性能を維持できるということを最大限の目的として製造している。スケジュールが遅れると需要側のニーズに合わなくなるので、支障がないようぎりぎりのスケジュールで完工する予定に」なったと思う。
主翼の素材については確かに、今回複合素材から今回、メタルに変更することになったようだが、結果として、他の色々な設計上の」工夫を加えることにより、元々追求していた燃費性能などの基本機能はあまり変えないと発表したと思う。従って、ユーザーとの関係でも問題は起こらないと思う。
Q3 確定受注がまだ、全日空の25機だけだが。
A3 民間側に、是非督促してください。
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ラベル: MRJ 三菱航空機 全日空
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