2009年8月8日土曜日

Various Fields of Service Industry Reveals Various Movement 

特定サービス産業動態統計調査結果の本年6月分速報
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 経済産業省(担当:調査統計部サービス統計室)が標記速報を発表した(2009-08-07)。この調査は、対象とする特定のサービス産業の売上高等の経営動向を把握し、短期的な景気、雇用動向等の判断材料にすると共に、産業構造政策、中小企業政策の推進、およびサービス産業の健全な育成のための資料を得ることを目的としているが、サービス産業の多様化に伴って、そのビジネス方法も多様化し、知財開発の成否がイノベーションの成否を直ちに左右する重要分野である。以下6月の概況を考察する。
1. 情報サービス業: 主力の「受注ソフトウェア」は、製造業向け、金融業向け等の減少により、前年同月比5.4%の減少。内訳のシステムインテグレーションは前年同月比3.9%の減少。ソフトウェアプロダクトは、ゲームソフトが前年同月比32.7%の著減に加えて、ゲームソフト以外のソフトウェアも減少したことから、全体では前年同月比15.3%の減少。データベースサービスは前年同月比4.7%の減少。各種調査は前年同月比1.2%の減少。計算事務等情報処理は0.0%の横ばい。システム等管理運営受託は前年同月比1.8%の増加を示した。
2. リース・レンタル業: 前年同月比9.9%の減少。
3. 広告業: 6月の売上高は前年同月比18.1%の減少。媒体別には、テレビが16.5%の減少。新聞は24.7%の減少。雑誌は31.3%の減少。ラジオは16.0%の減少。インターネット広告は3.6%の減少。
4. クレジットカード業: 取扱高は前年同月比3.3%の減少。特に国外は10.8%の減少。旅館・ホテルは9.6%の減少。消費者金融業務は19.4%の減少。
5. エンジニアリング業: 6月の受注高は前年同月比32.2%の減少。国内は21,8%、国外は45.5%の各減少。
6. 映画館: 6月の売上高は前年同月比23.6%の増加。入場者数は23.3%の増加。その内訳は、邦画24.9%増加、アニメーション1324.9%増加。洋画1.9%増加。
7. 劇場: 6月売上高が前年同月比18.6%の増加。
8. ゴルフ場: 6月の売上高は前年同月比7.9%の減少。
9. パチンコホール: 6月の売上高は前年同月比1.7%の増加。設置第1台当たりの売上高は3.7%の減少。
10.学習塾: 6月の売上高は前年同月比4.0%の増加。
SANARI PATENT所見
 おおむね想定の範囲内であろう。
(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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