2009年8月12日水曜日

METI Starts Study Group for Medical Service Industry 

経済産業省が「医療産業研究会」を発足、座長・伊藤元重・東大経済学部長 〔「医療貯蓄制度創設」の持論も提示されるか?)
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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1. 経済産業省は、医療サービスのイノベーションの促進や、新しい関連市場を見据えた産業化のための方策を検討する「医療産業研究会」を発足する(2009-08-11発表)。以下、内容(SANARI PATENT要約)を考察する。
1-1 目的: 医療サービスは、雇用創出、技術革新、地域振興の観点から有力な成長分野であるので、新たに医療産業研究会を発足し、医療サービスのイノベーションの促進・効率化と共に、新しい関連市場を見据えた産業化のための方策を検討する。
1-2 検討の内容: 医療に関連する新たな市場分野、新技術の導入・IT化による医療のイノベーション等を議論することを通じて、医療サービス・関連産業を活性化する。また、これにより、医療期間の収入拡大、雇用の増大、医療の質の向上等、わが国の医療体制の強化につながる好循環も期待する。
1-3 具体的議論項目:
1-3-1 医療に関連する新しい市場分野の拡大: 
1-3-1-1 医療ツーリズム、医療サービスの海外進出、外国との連携
1-3-1-2 医療と周辺産業の連携強化による健康関連サービス等、新しい市場の創出
1-3-2 医療サービス分野のイノベーション: 
1-3-2-1 電子カルテ等、医療情報基盤の一層の整備、活用、高度化
1-3-2-2 医療情報のデータベース化、データマイニングの実現による新しい医療サービス環境の実現(SANARI PATENT注:「データマイニング:Data Miningは、統計学、パターン認識、人工知能等のデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用することにより、知識を取りだす技術である、など様々に解説されているが、今次研究会で先ずその定義を定めてから検討を開始されることを望む)。
1-3-2-3 遠隔医療、手術支援、ITによる診療支援など、医療サービスの高度化
1-3-2-4 先進的な創薬、医療機器の開発の在り方
2. 研究会のメンバー
  伊藤元重座長(東大経済学部長)、医療学識経験者として、関原国際医療福祉大学副学長、川渕東京医科歯科大教授、菊地防衛医大副学長、辰巳札幌医大大学院教授、南条和歌山県立医大学長、医療機関から、江藤日本歯科医学会会長、土屋国立がんセンター中央病院長、橋本国立循環器病センター総長、山本日本病院会会長、医療関連産業から、生駒キャノン副社長、小松東芝メディカルシステムズ社長、庄田日本製薬工業協会会長、永山バイオインダストリー協会理事長、和地テルモ会長、関係産業から、飯ケ谷日立製作所健康保険組合理事長、斎藤スポーツ健康産業団体連合会会長、佐々木JTB会長。

3.SANARI PATENT所見
 現在検討されている医療関係特許対象の拡大と密接に関係する。
(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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