2009年7月8日水曜日

First Cargo from Indonesia’s TANGGUH LNG Project Announced by SUMITOMO Co. etc. 

First Cargo from Indonesia’s TANGGUH LNG Project Announced by SUMITOMO Co. etc. 住友商事の資源開発と情報システム
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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1.資源確保と商社活動
 資源、特に地下エネルギー資源・鉱物資源の世界分布に対応して、その取得権益を安定確保するために、商社への依存は、対象の多様化と偏在の進行を要因として益々高まる。従って、商社自体とその子会社の情報システム高度化が一層重要になる。
2.最近の事例、インドネシア・タングーLNGプロジェクト
 住商情報システムは、三菱商事、国際石油開発帝石、新日本石油、三井物産、エルエヌジージャパン、双日、石油天然ガス・金属鉱物資源機構と」共同で、「インドネシア・タングーLNGプロジェクトから」のLNG出荷開始」を発表した(2009-07-06)。ボンダン、アルンに続くインドネシア第3の大型LNGプロジェクトで、新たなガス供給のソースとして、日本を含む世界のエネルギー市場に貢献するものと評価されている。個々の商社独自の資源権益確保と、日本企業グル-プによる確保が並行する必要性を示している。
3.住友商事における資源業務の比重
 会社四季報は住友商事の特色を、「堅実経営、鋼管に強み,CATVや都市開発で独自展開、資源は銅や金に特徴」と特色づけているが、連結事業において資源・エネルギー22%、金属18%を合算すれば、資源の比重は4割と概算される。価格変動は著しい資源分野の比重として適切である。
4.住友商事の課題
 2009-03期の連結売上高は10兆7500億円で対前期比6.4%減であったが、今後対処すべき課題として次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
4-1 新たなステージにおける成長シナリオを確立すべく、定性面では「メリハリある成長戦略の着実な実行」「健全性・効率性の徹底的な強化」「価値創造力を高めるための人材・組織づくり」に注力する。
4-2 定量面では、2009年度連結純利益1150億円(SANARI PATENT注:2008年度2151億円であるから、随分控えめである)、2年平均で10%程度のリスク・リターンを確保する。
4-3 住友商事を取り巻く社会・経済環境は非常に厳しい局面にあるが、一方で資産価格や資源価格の下落などにより、優良資産を積み増す好機が到来したとも言える。
5.住商情報システム
住友商事の連結子会社のリストは、分野別に表示されているが、メディア分野に住商情報システムが掲げられ、システムインテグレーション、ソフト・ハードウエアの販売および情報処理サービスの提供と紹介されている。
住商情報システムは知的財産の創成にも努め、最近の特許公開例には、次の発明がある。
5-1 懸賞システム(2009-04-23公開):個人情報の外部流出に係るコストを最小限に抑えつつ、懸賞の実施期間を予定通りに終了させることができ、かつ、懸賞への応募を特定の者に制限することもできるようにする。
5-2 画像表示制御装置およびプログラム(2009-02-12公開):ユーザーが見逃したスクロールテロップまたは再度見たいスクロールテロップを直ちに見ることができ、興味のないスクロールテロップを直ちに進行方向に移動させることができる画像表示制御装置およびプログラムを提供する。
(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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