2009年6月2日火曜日

NOMURA HD Creates Change in the Capital Markets

Aiming to Further the Development of the Overall Markets 野村におけるリーマン承継の効果発現など
佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 野村ホールディングスの事業報告(2008-04-01~2009-03-31)が届いた。重要な100%子会社として、野村證券(資本金100億円)、NOMURA Holding America(同44億3859万米ドル)、NOMURA Capital Markets PLC(同12億4000万英ポンド)など40社が列挙されている。
 報告書の内容(SANARI PATENT要約)は、当期純損失を詫びた上で、
1. 世界金融危機の環境のもとで、過去の負の遺産を積極的に整理し、資産の健全性を高め、成長の布石を打った。すなわち、この1年間に、約1兆円の劣後性資金の調達、本年3月に約2800億円の公募増資を行い、グローバルにビジネスを拡大するための財務構造強化を行った。
2. 投資銀行業務のグローバルな人材を確保した成果が出始めて、世界の証券取引所における株式取引額のシェア向上は顕著となり、クロスボーダの買収案件では、従来以上に大型案件でのアドバイザを手掛けることが可能になった。
3. 昨年度の証券総合口座の新規開設件数は、過去最高の60万口座を超えた。
4. 平成20年10月のリーマン承継後、組織・ビジネスラインを再編し、インフラ統合も年度内の概ね完了したので、内外の取引所等におけるシェア向上や為替トレーディングなどに成果が現れ始めている。
5. 株式引受業務が困難な環境にもかかわらず、三菱UFJフィナンシャルグル-プなどの大型案件を成功させた。
6. M&A関係業務は、期初から、第一三共―ランバクシー(インド)などの大型クロスボーダ案件が増加し、下期には、リーマン承継に伴う海外人材基盤強化の成果が出始めて、シノペック(中国)-タンガニカ(カナダ)、キリンホールディングスーサンミゲルビール(フィリピン)、アサヒビールー青島ビール(中国)などの大型クロスボーダ案件でアドバイザを獲得した。
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