2009年6月12日金曜日

G8 Finance Ministers Will Share World Economy Prospects 

週末G8財務相会合の論点と物資価格変動
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
Hub Site http://sanaripatent.blogspot.com/
Sub Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

Q3(承前2009-06011記事)週末のG8では世界経済の現状認識について、どのようなメッセージが出てくるのか。世界経済も底を打ったのかとか、何らかの明るいメッセージを出せるのか、そういった点も注目されると思うが、その辺の、事実上の世界経済の底入れ宣言的なものを今回出す可能性はあるか。
A3 まだ、はっきり言えないが、それぞれの国がそれぞれの経済の見通し、自国が実施した経済刺激策について説明し、G8全体の現状が明確になろう。

Q4 株価と同様に最近、商品市場、特に石油なども漸騰しており、これ以上騰貴すると色々な影響が懸念されるが、どのように認識されているか。
A4 実需に支えられて商品価格が上昇している面があるが、やや投資家達に元気が出て、株式市場、商品市場に入り始めたということは、少し自信を取り戻した証左である。石油価格の妥当水準は分からないが、New Yorkの建値そのものが原油取引の契約価格ではないということも、一方ではある。

Q5 昨日(2009-06-08)の国会で、所得税率の最高税率の引き上げについて、与党も含めて大多数が賛成ということであったが、この点についてどう考えるか。
A5 税法の付則に、所得税の所得再配分効果を高めるためにも、最高税率については考慮すると定めており、考慮するというのは下げるのではなくて上げることと思う。税収確保よりも、シンボリックな意味で所得税の再分配効果を表すための改革と思っている。

Q6 シンボリックという言葉を使われたが、実際の税収確保となると消費税が不可欠であるという認識か。
A6 シンボリックというのは、最高税率が適用される人は実際に出てくるが、税収確保の金額的意味では、その人数から考えて決定的な人数はおらず、それでも、税の公平感についてシンボルとしての効果があるという意味である。

Q7 経済財政会議の骨太の方針は、どの辺に留意してまとめたか。歳出改革についての数値目標はどうか。
A7 全部が重要な点なので、ページ数を少なくして大事な事だけ明確に示した。

SANARI PATENT所見
 Q4A4の物資価格変動は、代替材料、新エネの技術開発を起動または停止する決定的要素であり、調整政策の有無・態様が知的財産の創出にも直接影響する。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム