2009年6月22日月曜日

Consumption Trend in China and ASEAN Surveyed by Fashion Media 

2008年度・アジア諸国のファッションメディアを通じた消費トレンド調査
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
Sub Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog
Sub Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 世界経済危機の超克とその後の日本経済の発展は、アジア市場のトレンドへの即応に依存する。経済産業省(担当:通商政策局アジア大洋州課)はこのため、アジア消費トレンド分析報告書2008を発表した(2009-6-16)。その内容(SANARI PATENT要約)を以下考察する。

1. 要旨: わが国企業が提供する製品・サービスは、アジア諸国の消費者から注目されているものの、アジア展開は限定的であるとの問題意識のもとで、アジア諸国の消費動向を調査・分析し、アジア展開のための基礎インフラとして、わが国企業に業種・産業横断的なマーケティング情報を提供するための基礎的調査を行った。今後その報告書に基づいて、アジアの消費トレンドについて有識者と意見交換し、アジア各国、さらにはグローバルな消費トレンドの波及メカニズムや、このメカニズムの中での、日本発ファッション、アニメの活用策、および、アジアにおける流通・広告戦略を検討する。
2. 今次調査結果の例示として、携帯電話について: 先ず中国生活者の携帯電話の利用水準は極めて高い。おそらく世界で最も携帯電話に依存し期待する意識の強い国の一つであろう。クラスター別の傾向として、共存志向の強いクラスターでの極めて高い利用率と、イノベーター層での高めな利用率に二極分化しており、その間の層では、やや利用率が低いという傾向である。共存志向の強い層では、おそらくケータイメールの高頻度利用による友人や家族同士の密接な日常コミュニケーション利用であろう。一方のイノベーター層の利用は、高度なインターネット通信やゲームであろう。このような、様々な側面で観測される二極化構造が、中国消費社会の特徴とすれば、日本企業が中国市場に参入するためには、イノベーター層へのアピールが得策と思われる。
3. ベトナムの携帯電話利用率は未だ低い。従って、携帯電話が先端ハイテクであるのかどうか、という社会意識もまだ固まっていないという印象を受ける。NOKIAなどのローエンド機種から、ソニーエリクソンなどのハイエンド機種まで、それぞれのメーカーが様々な販売戦略を試行する段階にある。日本企業がこの段階で大規模に進出すれば、有利な市場環境を形成する可能性がある。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム