2009年5月16日土曜日

Oil Price etc. Commented by METI Vice Minister MOCHIZUKI 

原油価格60ドルなどについて経済産業事務次官の所見
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 経済情勢変化の兆しが出没しているが、どのように判断すべきか。経済産業事務次官の対記者応答(2008-05-14)を参考とする(SANARI PATENT要約)。

Q1 原油価格が、じりじり上がってきて、昨日は半年ぶりに60ドルという一つの段階に来ているが、どう考えるか。
A1 今回のエネルギー白書でも、プレミアムなどについての昨年来の検討を、より一層深めることとなるが、最近の、急騰というほどでもないが、じりじり上がっていることについて十分分析しなければならない。当然、世界経済が少し改善傾向にあることを反映していると思うが、プレミアム的なこともあるかも知れない。
 ファンダメンタルズから考えると、50ドルとか60ドルとかいうところが一つの幅であるという分析もあると思うが、引続きよくウオッチする必要がある。先般の産消対話においても、今後の需給について、安定的な価格を求めてのアジア産消の意見交換がなされ、加えて今月、G8エネルギー大臣会合が予定されているので、G8レベルでも、その必要が言われるのではないか。先ず的確な需給を反映した価格形成が重要であり、世界が喉元過ぎればということにならないように、しなければならない。
 世界の関係者の共通認識が徐々に高まっていると思うが、連絡を密にしながら産消双方が努力する必要があり、その面で今度のG8エネルギー大臣会合は極めて重要な会議になる。

Q2 ベネズエラのチャベス大統領が、国営石油会社と取引のある企業について国有化という方針を打ち出したが、日本は戦犯エネルギー分野での協力文書を交わしているが、今後の影響をどう考えるか。
A2 ベネズエラとはwin-winの関係で協力していくということで合意しており、具体的なプロジェクトも進めるべく、話し合いのフレームワークを作っている。その中で、先方の政策についても質しながら進めるので、それほど心配していない。
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