2009年5月13日水曜日

METI Minister and Russian Energy Minister Signed

METI Minister and Russian Energy Minister Signed Memorandum on Energy Strategy Cooperation 省エネ・再生可能エネルギー協力覚書に日露大臣が署名(2009-05-12発表)
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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まえがき: 先日の日ロ首相会談では北方領土問題の具体的解決を、ロシア大統領訪日会談に委ねたが、北方領土は、エネルギー・鉱物の海底資源にも富むようである。

 一方、経済産業省(担当:資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部政策課)は、日露間の省エネ・再生可能エネルギー協力に関する覚書の両国所管大臣署名について、次のように発表した(2009-05-12)(SANARI PATENT要約)。

1.目的:  わが国はロシアと、「エネルギー分野における日本国政府とロシア連邦政府との間の長期協力の基本的方向性」(2005)に基づいて、エネルギー分野の協力を行ってきた。今般、特にエネルギー効率の向上および再生可能エネルギーの利用の分野における両国間の協力を強化すべく、二階経済産業大臣とシュマトコ・エネルギー省大臣の間で、省エネ・再生可能エネルギー協力に関する覚書に署名した。これにより、今後この分野における協力を深化し、両国のイノベーション促進による経済発展のみならず、両国、ひいてはアジア太平洋地域におけるエネルギー需給の安定を目指す。

2.概要:  
2-1 協力の分野
2-1-1 制度的レベルでの協力強化: 人材育成等により、制度的レベルにおける協力を強化する。
2-1-2 ビジネスベースでの取組の促進: 同分野における、企業による投資を促進する。
2-1-3 技術段階での協力強化: 大学や企業の間の技術・ノウハウ等の情報交換を進める。
2-2 具体的協力内容
2-2-1 省エネ・再生可能エネルギーの分野における情報や統計データの交換
2-2-2 知的財産の保護、ビジネス環境の整備を進めるため、民間企業等が参加する日露ビジネスフォーラムの設立を支援する。
2-2-3 2012年APEC開催地であるルースキー島における同分野の最新技術の導入に向けた取組の推進
2-2-4 協力のための長期的プログラムや、具体的事業を含む年間共同行動計画を毎年策定する。
2-2-5 行動計画のレビューや今後の事業の決定のため、民間企業等も参加する政府間の共同委員会を設置する。
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