2009年4月13日月曜日

Japan Brand Strategy (Soft Power Strategy) Announced

Japan Brand Strategy (Soft Power Strategy) Announced by IP Headquarters 「日本ブランド戦略」を内閣知財戦略本部・日本ブランド専門委員会が公表
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 内閣知財戦略本部はSoft Power 戦略としてブランドを強調しているが、SANARI PATENTは、Smart Powerの中核と位置づけ、Hillary米国国務長官と同調したい。

1 今次公表の性格(SANARI PATENTの見解)
  「日本ブランド戦略」と題し、「日本力」のデザイン表紙と「ソフトパワー)産業を成長の原動力に」を副題とするブランド戦略が、内閣知財戦略本部のコンテンツ・日本ブランド専門調査会によって、内閣知財事務局のサイトに公表された(2009-04-03付)。
 本来は、第3期・内閣知財基本計画の一部として、および、平成21年度の内閣知財推進計画の一環として構成し、両者の本部決定(総理以下全大臣が本部員)発表において公表されるべきものである。例年、全体の決定と公表が、年度開始後4月下旬になるのに先立って、ブランド戦略急務の観点から、専門調査会段階の発表にいたったものと解する。

2 表紙のデザインなど
 「日本ブランド戦略」の表紙は、上記専門調査会委員・宮田亮平東京芸大学長の著作で、「日本力」(にっぽんりょく)の文字を配しているが、その解説として、「日本が誇る『知力、感性力、人間力』を海を越え世界に」発信することを表現した」という。
 そこでこの戦略の冒頭に読み進むと、「1.総論」の「1.はじめに」が、「日本のアニメ、マンガ、ファッション等は、日本の文化的土壌の中で育まれてきたものであり、海が要でも高く評価されているにもかかわらず、日本人はこれらの持つ潜在力に必ずしも十分気づき評価してこなかった」と発想している。

3.戦略の内容(SANARI PATENT要約)
戦略1 ソフトパワー産業の振興
(1) ソフトパワー産業における中小企業支援策の活用の促進
(2) 地域ソフト資源の映像化を通じた地域ソフトパワー産業の育成
(3) コンテンツ関連技術の研究開発の促進によるイノベーションの創出
(4) デジタル・ネット環境の進展に伴うコンテンツ取引支援システムの構築
(5) 新しいメデォアを活用した新規サービス創出の促進
(6) ソフトパワー産業に係る基礎データの充実
戦略2 創造基盤の整備
(1) 文化資源のアーカイブ化の推進
(2) 若手クリエーターの育成
(3) 大学等における教育プログラムの充実
(4) 幼少期からの創造教育の推進
(5) 日本ブランドの海外への普及に貢献する人材の育成
(6) 文化発信に貢献した外国人などの顕彰制度の拡充
(7) 日本が誇る分野における表彰制度の充実(SANARI PATENT考察: ここでも「アニメ、マンガなど日本が誇る分野」と説明しており、日本の誇りの代表は何かを考えさせられる)。
(8) 農林水産品に対する地理的表示制度の導入
(9) 利用者の利便性を高めるための商標制度の見直し
(10) デザイン創作活動を促進する意匠制度の在り方の調査研究
戦略3 外に向けての発信力の強化
(1) コンテンツの海外展開の促進
(2) 流行発信地における販路拡大支援の強化
(3) サービス業の海外展開促進のための官民連携プラットフォームの設置
(4) 中小企業の海外展開に対する支援の充実
戦略4 訪日促進等を通じた認知度の向上
戦略5 推進体制の構築
(1) クリエータを中心とする懇談会の設置
(2) 官民構成の「日本ブランド戦略推進委員会」の設置
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