2009年4月19日日曜日

Innovation of Search Engine Technology in the Internet Society 

インターネット社会のイノベーションと検索技術
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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  今後、インターネット社会のグローバルなイノベーションは、Cloud Computing(Saas+PaaS+HaaS)とMulti- Dimensional Search Engineの統合を基盤として実現してゆくものと、SANARI PATENTは考える。このうち「インターネット社会における検索技術」という視点から、特許庁の「特許出願動向から見た日本の技術競争力」(2009-04-15)の検索技術関係報告(SANARI PATENT要約)を考察する。

1. 報告のポイント
1-1 検索技術の分野において、日米欧中韓への特許出願においては、米国勢(SANARI PATENT注:「勢」という用語は特許庁独特だが、「実質的に米国由来」と解しておけば良い )が最も高い出願件数シェアを有し、優位な状況にある。
1-2 日本勢は、米国勢の対日出願よりも多くの出願を米国に対して行っている。
1-3 米国勢は、日本への出願の約2. 5倍の件数を欧州に対して出願している。
1-4 米国勢からは、特にメディアデータ解析技術に関する出願が多いが、メディアの中で、画像・地理・地図データの解析技術については、日本勢が米国勢より多く出願している。
2 インターネット社会における検索技術
 インターネットを利用して検索式を入力することにより、情報を抽出する仕組みあって、インターネット上で流通する情報の中から収集した情報、またはインターネットを経由してアクセスできる情報を対象として、検索機能を実現する上で必要な技術(SANARI PATENT注:AND、OR、NOTのそれぞれ、またはそれらの組合せなど)をいう。
 
3.市場動向(Nielsen等の2008-4調査)
3-1 Google(米国)は、日本で31.3%、米国で63.0%、欧州で79.2%、中国で27.0%、韓国で1.7%のシェアを有している。
3-2 Yahoo(米国)は、日本で56.2%、米国で19. 6%、欧州で2. 0%、中国で2. 4%、韓国で4. 6%のシェアを有している。
3-3 Baidu(中国)が、中国で60.9%のシェアを有する。
3-4 Naver(韓国)が、韓国で72.1%のシェアを有する。
3-5 Daum(韓国)が、韓国で15.4%のシェアを有する。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

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