2009年4月29日水曜日

Hitachi-soft Co. Will Catch Business Chance in the Current Global Change

Hitachi-soft Co. Will Catch Business Chance in the Current Global Change ソリューションニーズの高まりに即応する事業展開
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 今次世界金融危機による産業活動低下に伴うITサービスの需要減と、危機打開ためのITソリューションニーズの高まりというビジネスチャンスが交錯する環境のもとで、日立ソフトウェアエンジニアリング(東証1部)が平成21年3月期決算(2008-04-01~2009-03-31)の短信を発表した(2009-04-27)。今次経済不況の底から反転して産業変革による拡大発展を起動するソフトウェアエンジニアリング分野の脈動をここに感知できることは、産業再活性化の確かな兆しとして共に認識べきであるとSANARI PATENTは考える。

 上記短信の内容(SANARI PATENT要約)は、
1.2009年3月期は、サブプライムローン問題に端を発した金融危機の発生、さらには実体経済への波及により世界同時不況が進行し、極めて厳しい経済情勢となった。情報サービス産業においても、景気悪化に伴う企業のIT計画の中断、延期、縮小などの影響を受けたが、一方で、ASP/SaaSなどの新しいサービス事業分野は好調であり、また、コスト削減に直接効果があるソリューションのニーズも高まっている。

2.日立ソフトグル-プも、高収益分野であるサービス事業とプロダクト&パッケージ事業の利益構成比を高めるべく事業構造改革に取組み、地方銀行向けインターネットバンキング、短期間・低コストで構築が可能なセールスフォース関連サービス、衛星画像提供サービス、コンサルティングなどのサービス事業の売上を好調に拡大した。
 また、最新のIT環境を月額制で提供するセキュアオンラインに注力し、在宅勤務サービス、遠隔保守サービス、指静脈認証連携などの品揃えを強化した。

3.情報処理機器部門では、日立ソフト製品のインタラクティブ電子)ボードを海外で拡販し、累計販売台数10万台を超え、衛星画像関連およびシステムインテグレーション案件に伴う機器販売が堅調であった。

4.上記の結果、2009年3月期の連結売上高は1658億2千万円で、前年度比3.3%減だが、連結経常利益136億4百万円(前年度比0.8%増)、連結当期純利益は73億1400万円(同85.6%増)となり、増配を予定している。

5.2010年3月期の見通しについては、次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
5-1 ユーザーのコスト削減ニーズが高まり、ソフトウェアやハードウェアを所有せずインターネットを通じてサービスとして利用するCloud Computingが拡大していくなどの変動が予想される。これらの変化を新たなビジネスチャンスとする。
5-2 サービス事業およびプロダクト&パッケージ事業に経営資源をシフトする。
5-3 オフショア化による生産性向上、原価低減に取組む。
5-4 マーケットイン志向に基づく商品開発に努める。
5-5 事業のグローバル化を推進する。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

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