2009年3月7日土曜日

Two Setbacks in Two Cities 

宝塚市と柏崎市で経済産業省プランの躓き
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 昨日の経済産業大臣記者会見で、同省関係の2つの事故について質疑応答された。潜在する問題はいずれも本質的に重大であり、今後の計画の基礎資料とされよう。

Q1 宝塚市の第3セクターの宝塚まちづくり会社の経営破綻について、昨年、経済産業省が認定した中心市街地活性化適用案件とされ、多額の国費補助を受けながら、1年も経たずに破綻したが、所見はどうか。
A1 宝塚まちづくり会社は、宝塚市の支援のもとに第3セクターが、経済産業省の補助も活用して、再開発ビルを改修し核店舗を誘致して、運営管理する事業を、昨年4月に開始した案件である。最近の急速な経済環境の変化により、商業施設を中心とする同社の経営が悪化し、昨月末に破綻の申立をした。
 中心市街地活性化法に基づく認定案件が全国に67ほどあるが、経済産業省は39件について補助しており、破綻は初めてのケースである。地元の意欲を応援する補助で、リスクを伴うが、事業全体の詳細な成功可能性について経済産業省が全て見ているわけではないことも事実で(SANARI PATENT注: 全体計画認定は内閣府)、破綻の原因について情報収集を進める。

Q2 本日(2009-03-06)、東電の柏崎刈羽原子力発電所1号機で火災があり、負傷者も出た。昨年末12月に、原子力安全・保安院から指示文書が出ているのに、再度発生したことについて、どう考えるか。また、再開・稼働は新潟県の判断によることとなるが、操業を継続できるか。
A2 大変遺憾に思う。東電に対しては再度厳重注意し、原因および再発防止策について、速やかに報告することを求めている。明日(2009-03-07)、現地に担当官を派遣し立入検査する。
 現在、安全確認されて、稼働に向けて準備されているのは7号機で、その安全性については十分確認され、地元もその判断をしていると思う。今日の事故は、1号機を復旧するための建屋の修理場所で発生したもので、7号機の安全性とは異なる問題と思うが、大変遺憾である。

SANARI PATENT所見
 新潟県も東電も、関東経済産業局の所管で、佐成重範弁理士も同局在勤中、刈羽の建設現場を視察したが、本体に関係ない周辺事故の発生に心配した記憶がある。信用は心証によるので、周辺の安全も肝要である。
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Setback、宝塚市、原子力発電、刈羽

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