2009年3月13日金曜日

METI Study Meeting on the Recycle of Rare Metals 

来る24日に経済産業省・使用済小型家電からのレアメタル回収および適正処理研究会開催
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 先端技術においてレアメタルは必須原材料であり、従って、先端技術製品の使用が 極めて多いわが国のレアメタル廃棄量は累積していわゆる「都市鉱山」の「世界有数のレアメタル埋蔵量」を「誇る」に至っている。
 その対策として経済産業省は昨年末、「使用済小型家電からのレアメタル回収および適正処理研究会」を発足させたが、年初の第2回を経て3月24日に第3回を開催する。

1. 使用済小型家電回収の現状を、経済産業省は次のように述べている。
1-1 多くは「一般廃棄物」として回収され、回収された物のほとんどが埋立処分されている。
1-2 Ⅰ部、リサイクルとして、鉄・アルミが回収されているが、レアメタルは未回収である。
1-3 ケータイ、二次電池、パソコンについては、製造業者による社会システムが存在する。
1-4 小型家電からのレアメタルサイクルにおいては、その効率的な回収システムをいかに構築するかが、重要なポイントである。
2 現在、小型家電の回収は廃棄物処理法の規定に従っているが、その要点は、
2-1 市民が廃棄した物は一般廃棄物であり、処理責任は原則として市町村に在るが、個別リサイクル法、資源有効利用促進法の対象品目は、製造業者が責任を負う。
2-2 廃棄物の回収、収集、運搬、保管には許認可を要し、保管期限、技術基準が法定されている。
2-3 再資源化を含めて廃棄物の処理は、許認可もしくは処理委託を要し、技術基準が法定されている。また、広域処理については自治体間の協議を要する。
2-4 特例制度として、広域認定、再生利用認定、再生利用指定の諸制度がある。
3 一方、先進的な取組の事例として、
3-1 東京都では2008-10から、希少金属等含有製品回収促進協議会が活動を支援するという位置づけで、ケータイ・PHSの回収実験を実施中である。
3-2 茨城県日立市では、廃棄家電からのレアメタル回収を想定した事業を実施中であるが、筑波学園都市における研究機関の集積を背景としている。
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Rare Metals、都市鉱山、レアメタル、廃棄物回収、廃棄物処理

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