2009年3月29日日曜日

Hard Working Internet Basis Committee of General Affairs Ministry 

総務省情報通信審議会インターネット基盤委員会の課題
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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1. 各省委員会の繁閑
  内閣官房を含めて、各省に設置される委員会や本部と称する組織は、新設の時点では時流に即してマスコミの対象となるが、いつの間にか休眠しているものも多い。これらを整理・統合あるいは活性化する役割の内閣官房自体に、本部や会議と称する組織が累増し、総理または官房長官を構成員とするもののみでも残存60に達しているが、知的財産戦略本部のように成果の明確な組織もあるが、何をしたのか、しているのか分からないものも多い。
  
2. インターネット基盤委員会
 務省情報通信審議会・情報通信政策部会のインターネット基盤委員会第1回ワーキンググル-プは昨月3日に開催され、10日に同基盤委員会第14回会議、27日に第2回ワーキンググル-プ、来月1日には第15回基盤委員会会議を開く高密度ぶりである。
 ワーキンググル-プを新設して現在検討中の案件は、インターネット利用者にとって最も関心深いドメイン名に関する課題であるが、その審議経過を理解するために、佐成重範弁理士が日本弁理士会の機関誌「パテント」に掲載した  解説記事「汎用トップレベルドメインに関するWIPOとICANNの協調」(パテントVo.54 No.4)を先ず要約する。

3 汎用トップレベルドメイン
3-1 インターネットドメインネームの階層構造におけるトップレベルドメイン(TLDs)の分類は現在、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)によって、
3-1-1 Generic TLD (gTLD)
3-1-2 国別TLD (ccTLD)
3-1-3 インターネットインフラストラクチャー用TLD「arpa」
 の3項に分類されている。
3-2 しかしビジネス識別子(Business Identifier)としてのドメインネームにおけるgTLDの機能と、その管理体制から考えれば、TLDを次の2群に分類することが適当である。
3-2-1 汎用gTLD: 国籍や業態による使途制限がないgTLD。すなわち、現在のgTLDのうち、「.com」「.net」「.org」、および、用途非制限の若干のccTLD(.nu」「.ty」「.ws」等)
3-2-2 非汎用TLD(Restricted TLD、Chartered TLD): 汎用gTLD以外のgTLD、ccTLDおよび「.arpa」
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

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