2009年2月8日日曜日

Industrial Heritage Summit by METI and NIKKEI 

近代化産業遺産サミットを経済産業省と日本経済新聞社・NHKが今月23日に開催
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 近代産業遺産の保存・活用の担い手のサミットが、経済産業省(担当:経済産業政策局地域経済産業政策課)主催、日本経済新聞社・NHK共催で、来る23日に、大阪市中央公会堂で開催される。外務省、文化庁、観光庁、関西経済連合会、大阪府、大阪市が後援する。これまでに、萩市の萩反射炉、神戸市のメリケン波止場(SANARI PATENT注:歌謡曲で懐かしい)、日光の足尾銅山本山精煉所(SANARI PATENT注:日清・日露戦争と日本産業興隆を支えると共に、足尾公害の源泉となった)、川崎市のトーマス転炉などが、逐年認定されてきた。

 本年度認定された「近代産業遺産 続33選」の遺産の所有者や管理者に認定証を贈った後、JR東海の須田 寛・相談役と枡一市村酒造のセーラ・マリ・カミング氏が基調講演し、NHK三宅民夫エグゼクティブアナウンサーのコーデォネートによりパネルディスカッションする。

 経済産業省は近代産業遺産認定の趣旨を次のように述べている(SANARI PATENT要約)。
1. わが国は幕末・明治維新以降、先人達の努力によって、他国に例を見ない速度で産業を近代化したが、その事跡を未来に向かう活力源とすることが重要である。
2. しかし近代産業遺産は、世界遺産と異なり、一見してその価値が人々に伝わるものは多くない。優れた価値にもかかわらず、その価値が広く認識されることなく、単なる一昔前の製造設備として廃棄あれた例も少なくない。すなわち、近代産業遺産の価値は、個々の近代産業遺産単体では伝わり難く、他の関連する近代産業遺産と併せて、産業史・地域史のストーリーを軸に整理・編集し、その近代産業遺産が産業史・地域史上で果たした役割や、それが象徴する先人達の物語を明確にすることにより、初めてその価値が効果的に発揮される。
3. 個々の近代産業遺産については、その保存・活用を一層進める観点から、所有者の同意のもとで経済産業省として認定すると共に、これを証するプレートを贈呈している。この認定は、認定される近代産業遺産が、地域活性化に役立つものであることを経済産業省として認める趣旨のものである。
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Industrial Heritage、近代産業遺産、NHK、日本経済新聞、萩市

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