2009年1月22日木曜日

Vegetables Factory Developed by METI and Agriculture Ministry 

Vegetables Factory Developed by METI and Agriculture Ministry 経済産業省に野菜工場展示開始(2009-01-22)
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 「環境条件を人工的に制御し、季節に関係なく野菜を連続生産する、未来型農業生産システム・植物工場」の展示が、今日から経済産業省別館ロビーで開始される(担当:地域経済産業グループ地域経済産業政策課)。最先端技術による農業生産への理解を深める絶好のチャンスであるが、特に「野菜」の安定・安心な確保は、目下、国民共通の関心事であるので、ここでは「野菜工場」と名付けて、その実用拡大を声援したい。

 光・温度・湿度・培養液等の環境条件を人工的に制御し、季節に関係なく自動的に連続生産を行う野菜工場は、わが国の農産物供給の将来を担うものとして、SANARI PATENTは高く評価する。

 野菜工場の特徴は、
(1)  計画的・圧倒的な生産性: 自然条件の制約が少ないため、一定品質・一定量の安定供給が可能である。環境制御により、葉菜類、例えばレタスでは20毛作程度が可能である。多段栽培により小スペースでも大量生産が可能である。
(2)  高品質で安全・安心: 安全制御型の野菜工場においては、屋外環境から遮断されているので、害虫等の被害がなく、農薬を一切使用しない無農薬栽培を実現できる。生産履歴の管理が容易で、トレーサビリティが向上する。
(3)  担い手の拡大(SANARI PATENT考察: この点が極めて重要で、わが国の起業・雇用対策にも、国の助成対策適合性にも完全に適合する): 障害者・高齢者雇用の受け皿ともなる。農業生産法人でなくても農業への参入が可能である(SANARI PATENT注: 農業法人は起業・雇用対策として期待されてきたが、従来型農業にとどまる限り、所期の成果は挙げ得ないと考える)。

なお経済産業省は、農林水産省と共同して、野菜工場など植物工場の普及・拡大に向けて、その立地・整備や実用化、開業、人材育成等の支援について検討するため、ワーキンググル-プを今月16日に発足させている。(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
野菜工場、植物工場、無農薬生産、起業、雇用

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