2008年12月15日月曜日

See Through Technology at Real Space 

KDDI「実空間透視ケータイ」の開発
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
Sub Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat 広告媒体比重の著変
Sub Site http://blogs.yahoo.co.jp/patenttrend ヤフーとグーグル
Sub Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog Social MediaにおけるSNS
Sub Site http://blogs.yahoo.co.jp/patenttrend 知恵蔵から得る知財

 実空間は、「現実の空間、実在する空間」であって、それは「要素が実数である実ベクトルによって構成される空間」であるが、その「透視」とは何を意味するか、「透視」の語義が多様だから、米国の特許審査基準が言うように、発明者がその発明における意義を明示することが必要である。例えば特許庁による特許公開の「透視」をキーワードとする件数は10万013件(2008-12-14現在)に及ぶが、透視の語義は多岐にわたる。

 KDDIから贈られた「Time & Space」(2009-1号)には、「モノやヒトの状態を直感的に表示」と副題して、「実空間透視ケータイ」の解説がなされているが、新しい語義をIT社会のイノベーションと共に付加するものとして理解すべきであるとSANARI PATENTは考える。その内容(SANARI PATENT要約)を見ると、

1. このケータイ向けアプリケーションは、ケータイ端末周辺の実空間情報(地物や知人の状況)を、直感的なインターフェースで把握できるシステムである。
2. 「センサーを用いた直感的ヒューマンインターフェース技術」「複数のセンサーを複合的に用いたユーザーの移動状態と消費カロリーの自動推定技術」という二つの特徴を備えている。
3. ケータイに搭載されている6軸センサーとGPSの測位機能を使い、ケータイの位置、方位、傾きから、画面をかざした方向にある建物や人を逐次、画面に描き出す。

 解説の前文の「道に迷ったとき、目的の建物や人だけが抽出されたら、どんなに見つけやすいだろう」というくだりが、実空間透視の意味を簡単に示しており、新商品としての多機能説明の「おまけ」は、区別しないと、定義がぼやける。

 SANARI PATENT所見
  知財専門家としては、KDDIの「自由視点画像の生成方法」(公開日2008-9-18)、「局所領域分割による自由視点画像の生成方法、装置およびプログラム」(公開日2008-1-24)等を考究する必要がある。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
KDDI、See Through、実空間、透視、ケータイ

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム