2008年12月17日水曜日

METI Minister’s Official Trip to London (Today~) 

「省エネ技術で世界をリードする」わが国の意気込み
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 二階経済産業大臣の昨日記者会見は特に内容豊富であるが、今日からの英国出張(2008-12-20まで)については(SANARI PATENT要約)、

1. 石油産消国の閣僚会議に出席し、併せて「国際省エネパートナーシップ閣僚会議」を、私が主催する。
2. ロンドンの石油産消国の閣僚会議は、同日(2008-12-17)開かれるOPEC臨時総会の直後開会であり、OPECの石油大臣が集まるハイレベルの重要な会議である。原油価格安定の維持を志向するわが国としても、積極的に議論に貢献したい。
3. IPEECは、国際連携で省エネを推進するための枠組みであるが、本年6月の青森エネルギー大臣会合で、設立に向けて調整することが合意されたものである。省エネで世界をリードするというわが国に意気込みが、G8に加えて中国・インド・ブラジルなども参加する閣僚会合を主催し、その成果を、翌日の産消国の閣僚会議に報告したい。
4. (記者の質疑「主な中東の国が集まるとのことだが、バイ会談は、どのような国と予定いるか。またその際、どのような話をするか」に対して)相手のあることだから、会議の日程等を調製しながら、5国ぐらいを相手として話し合いをしたいということで、出先を通じ各国に申し入れ中である。昨日はUAEの大使にも会ったので、「貴国のエネルギー大臣に連絡を」と依頼したところ、早速バイ会談希望の答があり、既に数国から話し合いの申し入れがあるので、資源外交展開の貴重な場と考える。
5. その場における話の内容としては、私も相手方も、石油価格の乱高下は決して好ましくない、産油国としても安定しないと困ると、盛んに言っている。中東の重要閣僚が私に対して、「日本は経済力ある国だから、そんなに急に抑制的に働かないで、もっと実力に合った対応をしてもらいたい」と語っており、そういう面も含めて話し合う。
6. それぞれの国が重要な課題を抱えており、例えば、対日航空乗り入れの強い願望を持つ国、教育・農業技術の連携を望む国などがあり、ギブアンドテイクで、日本の貢献可能事項と相手国の希望について十分話し合う。
7. (記者の質疑「今次OPEC臨時総会で大幅減産決定の見通しという報道があるが、どう対応するか」に対して)産油国が減産し、消費国が石油資源活用を節約すると、世界経済は縮小方向に向かう。そではないように、相互理解を深めたい。

SANARI PATENT所見
 上記7の、「消費国の石油資源節約」の現実の規模と効果が、消費国においても明確でなく、産油国は過大に想定するかも知れない。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
METI Minister、APEC、IPEEC、UAE、省エネ技術

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