2008年11月29日土曜日

METI Minister Comments on World Serious Affairs 

インドムンバイ同時テロの対日本企業影響等について二階経済産業大臣が応答
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 激動する世界諸情勢のもとで、わが国企業の知的財産はどのように展開してゆくべきか。先ず二階経済産業大臣の記者会見応答(2008-11-28)の内容(SANARI PATENT要約)を考察する。

1. ムンバイ同時テロ
1-1 質疑: 経済への影響、政府の対応はどうか。日本企業のインドへの進出への影響はどうか。
1-2 応答: インド政府と連絡し、わが国ができる分野で積極的な協力をしたい。ごく最近、シン首相、ナート商工大臣も来日したところであり、今次日本人犠牲者は経済産業省所管企業であるから、省として鋭意対応する。 いま直ちにこの事件が、日本企業の今後の進出ないし撤退に反応するものではないと思うが、慎重に見極める。いずれにせよ、成長著しいインドの中心部が狙われたことは、大変憂慮すべきである(SANARI PATENT考察:インド人口の15%を占めるイスラム系が、所得格差拡大のインドにおいて下層に属することは、インド経済の発展における重要な政治社会問題を孕む)。

2. 経団連への賃上げ要請
2-1 質疑: この経済情勢下で企業が応ずるか、不透明と思うがどうか。
2-2 応答: 私も以前、2度ほど、経団連に対して賃上げを要請したことがある。経団連側も重く受け止めると応答したが、同時に経団連側の主張もある。経済界が賃上げできるような環境をどう整えるか、十分話し合いたい。情勢の激変を踏まえ、雇用の状況をも考え、税制等も含めて配慮する(SANARI PATENT考察:雇用の確保をも要請するのか、言及されていない)。

3.経済情勢
3-1 鉱工業生産指数悪化について、所見はどうか。
3-2 経済が悪化する場合の従来例では普通、鉱工業生産指数はなだらかなカーブで停滞したのに対して、今次指数は非常に鋭いカーブで落ち込み、予断を許さない。経済産業省は当面、融資・保証問題に取組んでいるが、次なる展望をどのように描くか、鋭意取組む。

4. WTO
4-1 質疑: WTOについて動きはどうか。
4-2 応答: 農林大臣、官房長と、よく調整して対処することを、先刻話合った(SANARI PATENT考察: わが国農業政策構造の革新と工業のグローバル展開の調整と解する)。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
WTO、インド、賃上げ、鉱工業生産指数、二階経済産業大臣

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