2008年6月2日月曜日

Strategic Tie-Up in Various Fields

Strategic Tie-Up in Various Fields : OKURA-ROYAL, AJINOMOTO-ITO HAM: :戦略的提携の多様・多業種間展開
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog 特許権不安定リスク対応(2008-6-1記事)

 「選択と集中」で、残す選択と捨てる選択を活発に断行する一方、総合力を「包容」をもって維持強化する 企業が混在し、また、企業間の統合・提携・合弁など、連携戦略も多様化して、多様な業種に及んでいる。その事例を考察する。

1.株式会社ホテルオークラと株式会社ロイヤルホテル
  両社は「戦略的提携(合弁子会社の設立)に関して」と題して、次のように発表した(2008-5-30)。(SANARI PATENT要約)
1-1 「宿泊分野のマーケティング・販売促進業務」統合するため、合弁子会社「株式会社オレンジマーケティングジャパン」を設立する。
1-2 両ホテルは東西日本を代表する有力シティホテルであり、「和のテイストの追求」、「新規分野進出の先進性」、「ホテルを事業として発展的に捉える積極性」を共通の企業文化とし、経営環境の変化に対する新しいビジネスモデル構築の必要性についても認識を共有している。こうした認識のもとで両社は、それぞれの強みを活かし、相互に補完し合う戦略的業務提携の機会を模索してきた。
1-3 今般、提携の第一歩として顧客の利便性向上と、業界でのプレゼンス強化のため、上記合弁会社設立を合意した。この新会社は新しいビジネスモデルとして、両社グル-プホテルのマーケティング機能をさらに強化すると共に、そのノウハウをホスピタリティ業界の様々な企業に提供するマーケティング・ソリューション・カンパニーを目指す。
1-4 新会社は、資本金9千5百万円、オークラ55%、ロイヤル45%で、本年7月に業務を開始する。国内では、国内ホテル等の新規加盟誘致、海外独立系ホテルの日本市場でのマーケティングサービス代行、海外では、海外チェーンホテルとの戦略的業務提携(相互送客)、新規加盟ホテルの海外販促を行う。

2.味の素株式会社と伊藤ハム株式会社
  両社は「業務提携に関するお知らせ」を次のように発表した(2008-5-30)。(SANARI PATENT要約)
2-1 味の素は2009年に創業100周年、伊藤ハムは2008年に創業80周年の節目を迎える。共に安全・安心、美味、健康の食文化を提供してきた。
2-2 しかしながら、資源エネルギー・食品原材料の需給構造はグローバルに大きく変化し、国内市場は成熟化が進み、顧客の安全・環境意識は厳格化している。
2-3 これらの課題に対処し、川上の原料から川下の製品に至る一連のバリューチェーンで相互の技術と知見を補完し、機能分担・協働化により、アミノ酸技術や食肉加工技術を融合し、顧客との情報共有を進めて、より高品質・低コストの事業運営を目指すことした。
2-4 業務提携の内容は、「原料調達に遡る製品付加価値の向上」、「発酵副製品の高度利用」、「両社国内外拠点の有効利用」、「互いの原料・素材を利用する商品開発と共同販促」、「調達・物流のコスト低減」である。

3.SANARI PATENT所見
 オークラとロイヤルは今後さらに、国内外ホテルとの提携による拡大グル-プの展開、人材相互派遣・相互研修、共同購入による価格交渉力強化を意図している。グローバルな日本発ホテルネットワークの構築が期待される。内閣知財戦略本部の「広汎な分野にわたる日本コンテンツの発信」のインフラになると考える。
 新緑5月末の同日に発表された「オークラ・ロイヤル」と「味の素・伊藤ハム」の両提携が、さらに期せずして提携し、特に海外においてわが国ホテル文化・食文化のソフトパワーをグローバルに発信・発揮することも必然的である。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
OKURA、ROYAL、AJINOMOTO、ITO HAM、Strategic Tie-Up

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