2008年5月28日水曜日

Problems of HITACHI Group

Problems of HITACHI Group: 日立製作所の今次報告書に見るわが国産業の課題
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 日本電産の軌跡(2008-5-27記事)

 日立製作所の今次事業報告書が届いた。日立グル-プの動向は、わが国産業の動向を示す重さを持っている。記載順序を逆転して先ず、そこに述べられた「日立グル-プの対処すべき課題」を考察する。

1.「課題」の記述(SANARI PATENT要約)
1-1 今後の経営環境を見ると、米国経済の減速、わが国輸出と企業収益の伸び悩みが懸念される。一方、社会インフラの整備が進む海外需要の拡大、グローバル環境対策ニーズの高まりなど、日立グル-プの強みを活かす機会も増大している。
1-2 このような状況下で日立製作所は、「技術を通じて社会に貢献する」理念を益々積極的に発揮し、次の項目を実施する。
1-2-1 未だ収益性に課題を残している薄型TV事業においては、日立グル-プの総力を結集し、他社製品と差別化した高付加価値製品を投入するほか、徹底したコスト競争力強化により、収益構造を早期に改善する。
1-2-2 市場動向を的確に見極め、成長期待分野・地域に積極投資すると共に、グル-プシナジーを創出する。
1-2-3 製品の安全性、品質の向上に徹する。
1-2-4 地球環境保全をビジネスチャンスとして、日立製作所環境適合基準を満たす製品を拡販する。(SANARI PATENT注:地球温暖化防止の観点からグローバルに市場拡大する原子力発電についての米国GEとの合弁事業を含む)。
1-2-5 設計と資材調達の連携強化により、開発段階からのコスト削減と、徹底した納期管理により競争力を強化する。
1-2-6 海外大型プロジェクトでのリスク管理を徹底し、海外市場の拡大と収益性向上を実現する。
1-2-7 IT活用により効率的事業基盤を整備し、情報エキュリティを確保する。
1-2-7 事業のグローバル展開をリードする人材の育成と職場の活性化により持続的成長を実現する。
1-2-8 ビジネス倫理の確立とコンプライアンスの徹底により、顧客と社会の確固たる信頼を維持する。

2.SANARI PATENT所見
上記課題の選択は、日立グル-プ当期(2007-4-1~2008-3-31)業績の次の概要(SANARI PATENT要約)に基づいている。
2-1 売上高は海外における伸長もあり、前期を10%上回る11兆2267億円になった。
2-2 電力事業の改善により、電力・産業システム部門が大幅増益した。
2-3 情報通信システム部門ほか各部門(SANARI PATENT注:ソフトウェア部門等)の好調と、上記2-2により、営業利益は3455億円、前期を大幅に上回る89%増となった。
2-4 しかし当期純損益は、薄型TV事業における事業構造改革関連費用と、プラズマディスプレイパネル製造設備の減損損失計上などから、581億円の損失となった。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
HITACHI、GE、日立グル-プ、薄型TV、原子力発電

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