2008年4月12日土曜日

Market of Electronic Publication

Market of Electronic Publication:大日本印刷のDNP REPORT新版におけるケ―タイ電子出版
弁理士 佐成 重範 Google検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ ヒト由来誘導多能性幹細胞の特許性(2008-4-12記事)

  大日本印刷のDNP REPORT Vol53が着信した。DNPのPはprintであるが、大日本印刷ほか印刷業界とコンテンツ・ユ-ザ-の購買における「電子化」比重の趨勢、換言すれば「従来印刷」イメ-ジの希薄化の印象(ケ―タイ小説の創作と流通など)(SANARI PATENT 注:しかし、出版市場の全体規模から見れば電子出版の比重は現在1%に満たない。注目すべきは、従来印刷物出版の過程における電子化であって、その比重は著増していると考えるが、数値化されていない)を見るために好適な資料であるので、以下に考察する。

1. 今次DNP REPORTの内容(SANARI PATENT要約)
1-1 電子出版の市場規模は、2002年の10億円から2006年の180億円に、4年間で18倍という著増を示した。数年のうちに1000億円を超えるという見方もある。
1-2 わが国の出版市場は、2兆1500億円と推定されており、うち書籍が9000億円、雑誌などが1兆2500億円を占めている。メディアの多様化や若年層人口減少などの影響で、特に雑誌の市場は縮小傾向にあり、国内の出版印刷市場の拡大は厳しい状況にある。
1-3 出版市場の環境が著変するなか、コンテンツ市場全般を含む視野に入れたビジネスが求められている。急拡大中の電子出版市場において大日本印刷は、ケ―タイ向けコンテンツ販売事業である「よみっち」「まんがこっち」「お約束写真館」「音の本棚」の運営や。コンテンツ販売事業者への取次ぎサ-ビスを積極的に展開し、消費者向けの新しいサ-ビスの仕組みを出版社などのコンテンツホルダ-に提供している。
1-4 さらに今年は、ニンテンド-DSをプラットフォ-ムとする出版・映像コンテンツの配信事業を、春から開始する。

2. SANARI PATENT所見
  知財高裁判決の用語定義にもしばしば引用される広辞苑は、大日本印刷の53年前の初版以来、長年にわたる大日本印刷の業績であるが、すでに30年ほど前から電子組版システムを導入し、編集・印刷工程を省力化している。23年前に印刷技術と情報技術の融合によりCD-ROM版電子辞書化した。
  SANARI PATENTは印刷辞書としての広辞苑と、電子辞書としての大辞林を併用しているが、後者の製造者はシャ-プで、シャ-プは「印刷機械をもたない辞書出版社」といえる。
  なお、大日本印刷の上記資料から推定すれば、電子出版の媒体として、本年はケ―タイ250億円超、PC/PDA120億円超と見込まれ、ケ―タイの増勢はさらに顕著と考えられる。
(この記事修正のご要求やご意見は、sanaripat@nifty.com に、ご記名ご送信ください)
Electronic Publication、大日本印刷、シャ-プ、広辞苑、ケ―タイ小説

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