2008年3月25日火曜日

Economics of Information Technology

Economics of Information Technology:経済産業省産業構造審議会の「情報経済」諸発言
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 日本型イノベ-ション(2008-3-24記事)

  本年初来、標記情報経済分科会の活発な検討が進んでいる。注目すべき発言内容をSANARI PATENTが以下に要約する。

1. 情報システム・製品の「汎用」と「特注」
情報のシステムや製品は、多数人が使うコモディティであるものと、個々のユ-ザ-の特性に応ずる特注のものと、2つに分かれ、戦略も大いに異なる。情報システムは、多数人に使われる中間レベルにおいては共通の標準化が重要で、世界で同じものであるところで世界的にパワ-をもつこと、標準化の取得とか、ナンバ-ワンであるとか、様々なことが重要になる。
個々の様々なアイディアを出していくという部分については、自由に色々な繋がりを創ることが重要である。
わが国の強いところの一つは、特注の分野で、各国の文化に適合するシステムづくりをなすことは、米国等と異なるグロ-バル化の大きな力として永続する。
2. 環境と情報技術の関係
情報技術自体の負荷が消費電力の中で著増していくので、電力消費を節減する必要があるが、同時に、情報技術の効率的な活用によって生産・流通・業務・ 家庭の各分野で社会全体の環境負荷を低減できる。これを加速するためクリ-ンITプロジェクトを検討している。
3. 情報技術の「公的インフラ」性
中小企業が電子納税や財務会計ソフトを簡単に実用できるアプリケ-ションとプラットフォ-ム、課金システム、そのネットワ-ク、これらを含めて公的インフラと位置付けている。
4. 汎用機におけるわが国の優位性
特注の情報技術のみならず汎用のそれについても、外国人の9割は日本をイノベ-ティブと見ている。複合コピ-機、すり合わせ、モジュ-ル化など非常にイノベ-ティブであり、わが国製品に依存している。(SANARI PATENT 注:上記1の観察を疑問とする意見)。
5. サムスンとの対比
標準品をサムスンは製造しているという面があるが、いずれかと言えばサムスンはハイエンド製品に非常に強く、海外では極めて高級品と位置づけられている。日本のメ―カよりも高級品、特注品を製造しているというイメ-ジを持たれている。必ずしも標準品イコ-ル・サムスンということではない。特に中国のケ―タイでは、ハイエンド商品イコ-ル・サムスンということになっており、いずれかと言えば標準品は日本メ―カ、従って、わが国は撤退という事情がある。
  プリンタについては、サムスンはヒュ-レットパッカ-ドに次いで第2位のシェアを持ち、キャノンはシェアで負けている。
6. SANARI PATENT所見
  産業界の要人を集めた審議会であるが、認識の相違もかなり鮮明にされ、その意味で有益な検討内容である。
(この記事修正のご要求やご意見は、sanaripat@nifty.com に、ご記名ご送信ください)
サムスン、キャノン、公的インフラ、情報技術、ハイエンド

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

この投稿へのリンク:

リンクを作成

<< ホーム