2008年3月16日日曜日

METI Information Grand Voyage Project

METI Information Grand Voyage Project:平成20年度は「経産省・知的情報アクセス技術=次世代検索・解析システム」開発3年計画の中間年度
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 次世代情報検索・解析システムの国産(2008-3-15)
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 三井鉱山国内石炭の新開発(2008-3-15)

1. オ-プンイノベ-ションと検索システム
1-1 「イノベ-ション」が単に(技術革新)と括弧書されてきたために、「オ-プンイノベ-ション」も技術開発の共同化に局限して理解されているが、イノベ-ションは、ライフイノベ-ション、ソ-シャルイノベ-ション、マネジメントイノベ-ションなど、社会・経済・生活の全てにわたって知的財産を共用・開発するオ-プンイノベ-ションを指向することが、グロ-バルな趨勢である。
1-2 このような広汎なオ-プンイノベ-ション推進の基盤として、インタ-ネット検索システムは既に「グロ-バルインフラ」であると、SANARI PATENTは考えるが、Googleなど米国発の検索システム対して、平成19・20・21の3年度にわたる情報大航海プロジェクトを経済産業省が推進中である。
1-3 率直に言って、「情報大航海プロジェクト」という呼称は一般に馴染んでいない。むしろ「経産省・次世代検索・解析システム」と名付ける方が良い。
 少なくとも「大航海」を「大宇宙」と改称すべきである。

2.「経産省・次世代検索・解析システム」プロジェクトの必要性
  情報大航海プロジェクトについて、次のように述べている。(SANARI PATENT要約)
2-1  現在、Web上では、画像・映像を含めた多種多様な情報が急増し、他方では、医療分野、流通分野など、Webに限らないあらゆる分野で、これまで活用されなかった大量の情報が蓄積されたままになっており、これら多種多様性大量の情報を有効に活用するニ―ズが高まっている。
2-2  このプロジェクトは、情報の種類に依らず大量の情報からユ-ザ-が求める情報を的確に検索・解析する共通技術(知的情報アクセス技術)の開発を目的とする。
2-3  このプロジェクトによって、あらゆる情報の活用への途が拓かれ、新たな製品・サ-ビスが創出されれば、わが国産業の競争力が向上するほか、市場規模の拡大、ユ-ザ-の利便性向上、社会的コストの低減など、様々な波及効果が期待される。

2. SANARI PATENT所見
  上記2-3の「競争力」は「国際競争力」であり、「市場規模」の「市場」はグロ-バルマ-ケットであるが、国際競争力と世界市場制覇のための「経産省・次世代検索・解析システム」すなわち、「情報大航海プロジェクト」の開発は、オ-プンイノベ-ションの対象として、グロ-バルにオ-プン開発するのか、明示されていない。
(この記事修正のご要求やご意見は、sanaripat@nifty.com に、ご記名ご送信ください)
Google、検索、イノベ-ション、オ-プンイノベ-ション、経産省

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