2008年3月11日火曜日

Harmonization of Patent System

Harmonization of Patent System and Patent Examination:特許制度の調和と特許審査の調和
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ リサ・パ-トナ-ズのファンド事業(2008-3-10)
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 新年度新規予算で経済産業省が中小企業のITシステム構築を支援(2008-3-10)

10.(承前3/10)特許制度の調和と特許審査の調和
10-1 特許庁資料(SANARI PATENT要約)
10-1-1 WIPOとは別に、特許制度調和のための先進国会合が非公式に設立され、協議が進められているが、先進国間でも米欧間では制度の溝が大きい。
10-1-2 また日米欧三極においても実務上の運用調和の取組が進められており、これらの調和の取組は、日米欧三極に中国・韓国を加えた五大特許庁においても議論されている。(SANARI PATENT 注:この記述について注意すべき点が2つある。第1に、「三極の欧」は欧州特許庁という意味で、欧州諸国という 意味ではない。第2に、「実務運用」の特許審査について、特許審査ハイウェイ協定は欧州の特定国との締結が進んでいる段階である)。
10-1-3 特許制度の調和を進める上では、WIPOおよび先進国間の両面での議論が必要である。世界全体の知財制度が錯綜している中で、急増する特許出願に各国の力を合わせて対処するためには、先進国間の制度調和議論を進展させると共に、WIPOにおける議論を活性化させ、世界全体での取組を進める必要がある。(SANARI PATENT 注:先進各国の国内で、特許制度の改革に対立意見が明確化しており、それを跳躍して各国間調和が可能な制度調和の範囲を先ず見極める必要がある)。

10-2 パテント資料(SANARI PATENT要約)
10-2-1 従来技術検索と審査が世界一であると自負していた欧州特許庁(EPO)でさえ最近は、先進国間の審査資料・審査結果の共同利用に大きく転換しようとしている。(SANARI PATENT 注:EU官僚の意図と各国の意図の整合がどうか、問題である)。
10-2-2 グロ-バル出願のうち、三極だけで23万件ぐらい重複している。この重複をできるだけ排除するため、他特許庁で審査した出願については、第2庁ではできるだけ同じ検索を繰り返さないという方向性が合意された。その枠組は次の3点である。
10-2-3 相手国の審査結果を利用し易くするため、米国特許商標庁(USPTO)EPO、日本特許庁がどのような審査をしているかを各特許庁で見られる情報システムを構築すること
10-2-4 審査をハ-モナイズすること
10-2-5 審査基準を同一化すること

11.SANARI PATENT所見
  特許法体系の特殊性は、各国の特許性の仕組みが異なっていても、審査基準は実質的に接近できるし、審査結果としての特許付与の有無、すなわち、特許付与の判断結論は、同一であり得るということである。これは特許制度の本質に根ざす特徴で、キメ細かい観察を要する。
(この記事修正のご要求やご意見は、sanaripat@nifty.com に、ご記名ご送信ください)
USPTO、EPO、PATENT、特許審査、従来技術

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