2008年3月2日日曜日

Marine Finance by IBJ 興銀リ-ス

Marine Finance by IBJ 興銀リ-ス: 複合金融会社が見る世界海運需要
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT
(関連 http://blogs.yahoo.co.jp/patenttrend China Money (2008/3/2) 

1. 興銀リ-スの船舶ファイナンス(2008/3/1記事ご参照)
1-1 世界の海運需要と興銀リ-スのファイナンス
1-1-1 同社社長説明(SANARI PATENT要約)
1-1-1-1 世界の海上輸送量は、ほぼ一貫して増加している。1996年50億トンが2006年70億トンに達した。その要因として、
1-1-1-1-1 中国、東南アジアが世界の工場として台頭した。
1-1-1-1-2 東欧、ロシア等の新興諸国の消費財需要が増加した。
1-1-1-1-3 中国の鉄鉱石輸入量が伸長した。
1-1-1-2 海運市況は、2003年以降、公共が持続している。新造船の建造需要は引続いて強く、造船所は2012~13年までの受注残を有する。
1-1-1-3 興銀リ-スの船舶ファイナンスへの取組
1-1-1-3-1 旺盛な船舶投資への資金ニ―ズに対応し、ファイナンス残高は2007年末635億円に達し、船舶の建造スケヂュ-ルに合わせてロ-ンを実行している。
1-1-1-3-2 船舶融資の保証や船舶ファンドへの出資にも対応し、取組を多様化している。
1-1-2 SANARI PATENT考察
   複合金融サ-ビスの拡大について、船舶ファイナンスの経験が役立っている。傭船者の信用力、プロジェクトの採算性、為替リスク、船舶自体の担保価値、船籍国などをめぐる情報ネットワ-クの活用と総合判断が必要であり、他分野の大型ファイナンスに取組む素養を経た。

2.興銀リ-スの不動産関連ファイナンス
2-1 社長説明〔SANARI PATENT要約〕
2-1-1 不動産関連ファイナンスは、都心の優良物件取引が活況を呈するなどの環境変化を踏まえ、銀行、証券と協働して取組を積極化している。
2-1-2 都心(主要5区)オフィスの空室率は、2000年3.6%、2003年7.0%、7004年5.7%、以降、3.6%、2.3%と推移し、2007年1.7%に至っている。なお上記5区は、千代田、中央、港、新宿、渋谷。
2-1-3 海外のオフィス賃料(2007-12)と比較すると、Aクラス物件で、東京丸の内・坪41,930円、ロンドン58,970円、ニュ-ヨ-ク32,879円、シンガポ-ル33,394円であるが、東京は、5区平均では13,680円である。対前年比高騰率は、上記順に、45.3%、24.9%、22.6%、96.1%、7.1%。
2-2 SANARI PATENT考察
   同社は、八重洲リ-ス(建物)および丸の内商事(中古物件売買)を100%子会社としている。
(この記事修正のご要求やご意見は、sanaripat@nifty.com に、ご記名ご送信ください)
Marine Finance、IBJ、興銀リ-ス、空室率、オフィス賃料

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム