2007年12月25日火曜日

Proportion of Japanese Medicine Enterprise

Proportion of Japanese Medicine Enterprise 製薬企業の企業規模と国際競争力
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Google検索SANARI PATENT
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1. 清訳企業の企業規模と国際競争力
新医薬品産業ビジョンは、「企業の国際競争力は、必ずしも売上高のような規模のみによって決まるものではないが、多額の研究開発投資を継続して、かつ、世界各国で並行的に行っていくためには、ある程度の売上高(企業規模)必要内閣知財戦略本部ことも事実である」と前書きして、次のように述べている。(SANARI PATENT要約)
1-1 わが国の大手製薬企業は、海外展開の進展等により売上高を伸ばしているが、世界の各大手製薬企業が合併や欧米の市場拡大によってさらに売上高を伸ばしたため、現在、世界上位の一桁台は皆無で、武田第16位、アステラス20位、第一三共22位、エ-ザイ23位、大塚25位に名を連ねる。一方、バイオベンチャ-であったアムジェンが11位、ジェネンテックが17位、後発医薬品企業であるテバ製薬が19位に躍進するなど、従来と異なるタイプの製薬企業がわが国の製薬企業に追いつき、追い越し始めている。
1-2  医薬品売上高上位30社の国籍熱シェアは、米国が12社で43.4%を占め(SANARI PATENT 注:単純平均で1社当たり3.6%という見方をしている)、英国2社で14.9%(同7.5%)、スイス・フランス各2社で各13.0%および9.6%(同6,5%および4.8%)を占めるが、わが国は5社で7.8%(同1.6%)であるから、類似した規模の中規模の企業がひしめいている。
1-3  世界上位20位に入る米国の企業は、拡大する米国内市場を足場としてシェアを拡大し、自国での活動を基盤として海外市場で売上を拡大した。わが国の製薬企業も、米国市場等に進出して積極的に規模を拡充し、売上シェアにおいて外国企業に匹敵する国際競争力をつける必要がある。

2. SANARI PATENT所見
  現時点では明らかに妥当でない見方となったが、日本の製薬企業は、わが国の健康保険制度によって国内市場の利益率が高いため、海外市場進出の意欲を阻害されている、という見方があった。
  上記1-3のように、国全体、すなわち、5社計の売上高では米国・英国・スイス・フランスに次いで第5位(世界上位20社集計における)であるが、5社の各%が平均1.6%から3.2%に倍増すれば、世界第2位の売上高シェアを占める計算となる。
(この記事の修正ご要求は、sanaripat@nifty.comに送信下さい)
武田薬品、アステラス、第一三共、エ-ザイ、大塚製薬

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