2007年12月20日木曜日

Information Retrieval Japan Inc. Reported by TV Tokyo

Information Retrieval Japan Inc. Reported by TV Tokyo WBS:TV Tokyo WBSにおいて紹介された日本アイア-ル、中国弁理士を活用
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Google検索SANARI PATENT
関連記事http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 2007-4-26 中国におけるポロシャツ事件
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 2007-12-20 本田技研・エフテックの請求棄却・知財高裁12月18日判決

1. 知的財産問題のテレビ番組
1-1  テレビ東京WBSが実業界人に圧倒的な人気を博していることから、知的財産問題が登場する頻度が高い。特に高度経済成長下の中国との国際知財問題の放映(2007-12-18)は、特許法・商標法の国際制度の整合性(特許性、識別性)、商標法違反の裁判所管轄や、わが国の特許明細書記述の「明確な翻訳のし難さ」(簡単に言えば「曖昧であったり分かり難い」と思われること)などにも指摘が及んで、NECやカツラメ―カまで多様な業種の対処ぶりが窺われた。
1-2  さらに、日本アイア-ルの活躍ぶりが紹介された。(SANARI PATENT 注:アイア-ルという社名の企業は数多い。特に新システムの提案を事業とするアイア-ル、医療関係の提案を事業とするアイア-ルも注目される。「日本」を冠した「日本アイア-ル」は、上記テレビで千代田と所在表示されたが、本社社屋は新宿(四谷)に在る)。
1-2-1 日本アイア-ルの業務案内を見ると、「内外国の特許包袋資料等の取寄せ」、「内外国特許資料のSDIサ-ビス」(SANARI PATENT 注:SDIは、Single Document Interface、または、Strategic Decision Initiative、または、Strategic Defense Initiativeが普通だが、別の意味か、不明)、「筋の良い研究テ-マを生み出すパテントマップソフト」、「創造技法のソフト」、「知的財産総合コンサルタント」など、知財フロンティア開拓の新展開に臨むわが国企業にとって最も必要な業務を網羅している。
1-2-2 また例えば、知財・特許業務マニュアルなどの価値高い参考書を公けにし、判例解説の2007版も、プリンタインキカ-トリッジのエプソン事件の方を詳述して、解説が溢れたキャノン事件の蔭に存在した詰替え業者側勝訴の判決(SANARI PATENT 注:争点は両事件間に著しい相違がある)に注意を喚起したことが注目される。なおエプソン事件について
 関連記事http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 2007-11-12 エプソン

2.日本アイア-ルが、中国弁理士の知見を尊重し、明細書記述が翻訳におい
ても、精確な権利主張に役立つよう、明確で理解容易であることの必要性に論及したことは、平成19年度内閣知財計画の「明細書の明瞭・易読」計画と考え併せて有意義である。

3.なお上記テレビ東京WBSにおいて、ポ-ルヘイスティング法律事務所のNEC顧問・高取芳宏弁護士が「アジア他国で生産して日本国内では販売しない場合、日本商標法の違反としての立件対象にはならない」と解説されたことも、復習しておくべきである。
(この記事の修正ご要求は、sanaripat@nifty.comに送信下さい)
TV Tokyo WBS、 日本アイア-ル、NEC,商標法、特許明細書

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