2007年12月30日日曜日

Function of TV Station Including

Function of TV Station Including Digital, Analogue, Live Contents テレビ朝日の今次中間報告に見るテレビ局業務の多様化
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Google検索SANARI PATENT
関連記事http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ 2007-12-5 ICT知財戦略

1. 情報通信のイノベ-ションとテレビ局
1-1 ICTイノベ-ションとコンテンツイノベ-ションの起動
  国民生活に占めるテレビ局活動の比重は、ケ―タイテレビの発達と三次元ライブ放映の実現、さらに、固定・ケ―タイ双方のネット取引の増大によって、今後さらに著増すると考えられる。
1-2 融合の重合
「放送と通信の融合」、「有線と無線の融合」、「固定と移動の融合」、「ライブ・アナログ・デジタルの融合」など、情報通信分野の融合現象が急進し、今後も加速するが、これらの諸融合は更に重合して、クロスメディアの展開など、情報通信分野の新たな局面を創出し、国民生活のイノベ-ションを実現してゆくと、SANARI PATENTは考える。

2. テレビ朝日の業務多角化
   先日、テレビ朝日の今次中間業務報告を受信した機会に、テレビ局業務多角化の現状を具体的に考察し、今後の展開を期待したい。(以下今次報告をSANARI PATENT要約)
2-1 テレビ朝日の「その他事業」が先ず関心の対象である。
2-1-1 「その他事業」は、テレビ朝日では、テレビ放送事業、音楽出版事業以外の事業であるが、ここでは、「テレビ放送事業」以外の事業をいうものとする。今次報告における売上構成比では、「テレビ放送事業」が84.3%(半期1494億円)で「その他事業」は15.7%(204億円)であるが、うち「音楽出版事業」が3.3%(43億円)、その他の「その他事業」が12.4%(
161億円)と報告されている。
2-1-2 情報通信革新によって、「テレビ放送事業」の態様が著変するが、ここでは先ず、「その他事業」の内容を見る。
2-1-2-1 映画事業
   テレビ朝日が出資している映画事業では、ゴ-ルデンウィ-ク恒例の「クレヨンちゃん」が大ヒット。「武士の一分」などの二次利用収入も順調。
2-1-2-2 イベント事業
定番になった「Summer sonic 07」や、韓国トップスタ-のイベントを開催し、大観客を動員した。
2-1-2-3 ビデオ・DVD化事業
ドラマ、オリジナルバライエティなどをリリ-スして順調な売上を得た。
2-1-3-4 インタ-ネット事業
ケ―タイ向け会員制有料情報サ-ビスが引続いて堅調。番組との密接な連携のもとでクロスメディアを展開している。
2-1-3-5 ショッピング事業
毎日、午前、深夜に各特色のあるを拡販している。ブランドを「Ropping」に統一した。

3. SANARI PATENT所見
  ライブ・アナログ・デジタルの全分野にわたって、コンテンツ分野の人材の育成と、情報通信インフラの新たな利用の創出にも、テレビ局が計画的・結果的に寄与するところ大であると考える。
(この記事の修正ご要求は、sanaripat@nifty.comに送信下さい)
テレビ朝日、テレビ局、インタ-ネット、ショッピング、イノベ-ション

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