2014年6月14日土曜日

独立系ブレーキメーカー「曙ブレーキ工業」の著増収(特に海外)と著増益


弁理士 佐成重範 Google検索 SANARI PATENT(企業の知財戦略研究)
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来る18日の曙ブレーキ工業株主総会通知は、「将来に向けた技術の差別化」「革命的な原価低減に向けた努力の継続と海外への展開」「日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速」を着実に実行していく旨を強調しているが、特に海外展開は、インドネシアの製造子会社がグローバルプラットフォーム用出荷を昨秋開始したこと」、スロバキアにブレーキキャリパー製造子会社を設立し既設のフランス子会社における摩擦材製造と合わせて欧州での事業拡大に繋げること」が緒に就き、既に平成25年度において対前年度比、北米市場での売上高は24.8%増・営業利益は8.3倍、インドネシアでは各19.2%増・15.98%増、中国では各78.1%増・2.4倍増、タイでは各21.4%増・2.5倍増を達成した旨を報告している。
佐成重範弁理士所見→上記志向のもと曙ブレーキ工業の特許発明も活発で、今年に入ってから特許庁公開された曙ブレーキ工業出願発明のみでも24件を数え92014-06-13現在)、例えば、発明の名称「デイスクブレーキ用キャリバ」(特許庁
公開日2014-06-12)は「軽量化と、所定インナボディに対する所定アウタボディの支持剛性の向上と放熱性確保を高次元で並立できる構造の実現」を課題とし、発明の名称「ディスクブレーキ装置」(特許庁公開日2014-06-05)は「軽量化を図りつつ適正な剛性を保ち、かつ狭隘な車両スペースにも搭載可能なディスクブレーキ装置の提供」を課題しており、現下のニーズに適合すると共に、次世代車両を含む恒久的課題に応えるものと考える。
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